基本情報
最終更新日時:2024年2月14日17時32分

禁忌

【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.2】妊婦・妊娠の可能性〔[9.5参照]〕【2.3】重度の肝機能障害(Child-Pugh分類C)〔[9.3.1参照]〕【2.4】重度の腎機能障害(クレアチニン・クリアランス15mL/min未満)又は透析中〔[9.2.1,16.6.2参照]〕【2.5】硝酸剤又は一酸化窒素(NO)供与剤を投与中〔[10.1,16.7.1参照]〕【2.6】ホスホジエステラーゼ(PDE)5阻害剤を投与中〔[10.1,16.7.2参照]〕【2.7】アゾール系抗真菌剤を投与中〔[10.1,16.7.3参照]〕【2.8】可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激薬を投与中〔[10.1参照]〕

併用禁忌

【10.1】1)硝酸剤及びNO供与剤(ニトログリセリン,亜硝酸アミル,硝酸イソソルビド,ニコランジル等)〔[2.5,16.7.1参照]〕〔本剤単回投与後にニトログリセリンを舌下投与したときに,プラセボ投与に比べて有意な収縮期血圧の低下が認められている/細胞内cGMP濃度が増加し,降圧作用を増強〕2)PDE5阻害剤(シルデナフィルクエン酸塩<バイアグラ,レバチオ>,タダラフィル<シアリス,アドシルカ,ザルティア>,バルデナフィル塩酸塩水和物)〔[2.6,16.7.2参照]〕〔症候性低血圧を起こすおそれ/細胞内cGMP濃度が増加し,全身血圧に相加的な影響を及ぼす〕3)アゾール系抗真菌剤(イトラコナゾール<イトリゾール>,ボリコナゾール<ブイフェンド>)〔[2.7,16.7.3参照]〕〔ケトコナゾール(経口剤:国内未発売)との併用により本剤のAUCが150%増加し,Cmaxは46%上昇。また,消失半減期が延長し,クリアランスも低下/複数のCYP分子種(CYP1A1,CYP3A等)及びP-gp/BCRP阻害により本剤のクリアランスが低下〕4)可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激薬(ベルイシグアト<ベリキューボ>)〔[2.8参照]〕〔症候性低血圧を起こすおそれ/細胞内cGMP濃度が増加し,降圧作用を増強〕

効能・効果

外科的治療不適応又は外科的治療後に残存・再発した慢性血栓塞栓性肺高血圧症。肺動脈性肺高血圧症。

用法・用量

〔調節期〕1回1mg,1日3回経口投与から開始。2週間継続して収縮期血圧が95mmHg以上で低血圧症状を示さない場合,2週間間隔で1回0.5mgずつ増量。収縮期血圧が95mmHg未満で低血圧症状を示さない場合は現行の用量を維持し,低血圧症状を示す場合は1回0.5mgずつ減量。〔維持期〕調節期に決定した用量を維持。低血圧症状を示すなど忍容性がない場合,1回0.5mgずつ減量。以上,いずれも最高量1回2.5mg,1日3回まで。

用法・用量に関連する使用上の注意

状態に応じ,1回1mg1日3回より低用量からの開始も考慮。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】喀血(0.2%),肺出血〔[9.1.1参照]〕

投与期間制限

なし

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