基本情報
最終更新日時:2024年5月8日13時29分

禁忌

【2.1】閉塞隅角緑内障〔抗コリン作用により眼圧が上昇し,症状を悪化させるおそれ〕【2.2】前立腺肥大による排尿障害〔排尿筋の弛緩と膀胱括約筋の収縮を起こし,排尿障害を悪化させるおそれ〕【2.3】重篤な心疾患〔心臓の運動を促進させ,症状を悪化させるおそれ〕【2.4】麻痺性イレウス〔消化管運動を低下させるため,症状を悪化させるおそれ〕【2.5】本剤・バルビツール酸系薬剤に過敏症の既往歴【2.6】急性間欠性ポルフィリン症〔ポルフィリン合成を増加させ,症状を悪化させるおそれ〕【2.7】ボリコナゾール,タダラフィル(肺高血圧症を適応とする場合),マシテンタン,チカグレロル,ドラビリン,リルピビリン,イサブコナゾニウム,カボテグラビル,ニルマトレルビル・リトナビル,ドルテグラビル・リルピビリン,リルピビリン・テノホビルアラフェナミド・エムトリシタビン,ダルナビル・コビシスタット,アルテメテル・ルメファントリン,エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル ジソプロキシル,エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド,ダルナビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド,ビクテグラビル・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド,ソホスブビル・べルパタスビルを投与中〔[10.1参照]〕

併用禁忌

【10.1】1)ボリコナゾール<ブイフェンド>,タダラフィル(肺高血圧症を適応とする場合)<アドシルカ>,マシテンタン<オプスミット>,チカグレロル<ブリリンタ>,ドラビリン<ピフェルトロ>,リルピビリン<エジュラント,リカムビス>,イサブコナゾニウム<クレセンバ>〔[2.7参照]〕〔これらの薬剤の代謝が促進され,血中濃度が低下するおそれ/本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用による〕2)カボテグラビル<ボカブリア>〔[2.7参照]〕〔カボテグラビルの代謝が促進され,血中濃度が低下するおそれ/本剤中のフェノバルビタールのUGT1A1誘導作用による〕3)ニルマトレルビル・リトナビル<パキロビッドパック>〔[2.7参照]〕〔ニルマトレルビル及びリトナビルの代謝が促進され,血中濃度が低下することで,抗ウイルス作用の消失や耐性出現のおそれ/本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用による〕4)ドルテグラビル・リルピビリン<ジャルカ配合錠>〔[2.7参照]〕〔ドルテグラビル及びリルピビリンの代謝が促進され,血中濃度が低下するおそれ/本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びUGT1誘導作用による〕5)リルピビリン・テノホビル アラフェナミド・エムトリシタビン<オデフシィ配合錠>〔[2.7参照]〕〔リルピビリン及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するおそれ/本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による〕6)ダルナビル・コビシスタット<プレジコビックス配合錠>〔[2.7参照]〕〔ダルナビル及びコビシスタットの代謝が促進され,血中濃度が低下するおそれ/本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用による〕7)アルテメテル・ルメファントリン<リアメット配合錠>〔[2.7参照]〕〔アルテメテル及びルメファントリンの代謝が促進され,血中濃度が低下するおそれ/本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用による〕8)エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル ジソプロキシル<スタリビルド配合錠>〔[2.7参照]〕〔エルビテグラビル及びコビシスタットの血中濃度が低下するおそれ/本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による〕9)エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド<ゲンボイヤ配合錠>〔[2.7参照]〕〔エルビテグラビル,コビシスタット及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するおそれ/本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による〕10)ダルナビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド<シムツーザ配合錠>〔[2.7参照]〕〔ダルナビル,コビシスタット及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するおそれ/本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による〕11)ビクテグラビル・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド<ビクタルビ配合錠>〔[2.7参照]〕〔ビクテグラビル及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するおそれ/本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による〕12)ソホスブビル・べルパタスビル<エプクルーサ配合錠>〔[2.7参照]〕〔ソホスブビル及びベルパタスビルの血中濃度が低下するおそれ/本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による〕

効能・効果

過敏大腸症(イリタブルコロン)。

用法・用量

1回2錠,1日3回経口投与。年齢・症状により適宜増減。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),紅皮症(剥脱性皮膚炎)〔発熱,紅斑,水疱・びらん,掻痒感,咽頭痛,眼充血,口内炎等の異常が認められた場合には投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与〕【11.1.2】過敏症症候群〔初期症状として発疹,発熱がみられ,さらにリンパ節腫脹,肝機能障害等の臓器障害,白血球増加,好酸球増多,異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状が発現。投与中止。なお,ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)等のウイルスの再活性化を伴うことが多く,発疹,発熱,肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意〕【11.1.3】依存性〔本剤中に含まれるフェノバルビタールの連用により薬物依存が発現。また,連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により,不安,不眠,痙攣,悪心,幻覚,妄想,興奮,錯乱又は抑うつ状態等の離脱症状が発現。投与を中止する場合には,徐々に減量する。[8.2,9.1.12,9.1.13,9.8参照]〕【11.1.4】顆粒球減少,血小板減少〔[8.1参照]〕【11.1.5】肝機能障害〔AST,ALT,γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害が発現。[8.1,9.3参照]〕【11.1.6】呼吸抑制〔[9.1.8,9.8参照]〕

投与期間制限

なし

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