基本情報
最終更新日時:2024年3月22日11時55分

禁忌

【2.1】本剤(成分)・リンコマイシン系抗生物質に過敏症の既往歴【2.2】エリスロマイシンを投与中〔[10.1参照]〕

併用禁忌

【10.1】エリスロマイシン<エリスロシン等>〔[2.2参照]〕〔併用しても本剤の効果が現れない/細菌のリボゾーム50S Subunitへの親和性が本剤より高い〕

効能・効果

<適応菌種>クリンダマイシン感性のブドウ球菌属,レンサ球菌属,肺炎球菌。<適応症>表在性皮膚感染症,深在性皮膚感染症,慢性膿皮症,咽頭・喉頭炎,扁桃炎,急性気管支炎,肺炎,慢性呼吸器病変の二次感染,涙のう炎,麦粒腫,外耳炎,中耳炎,副鼻腔炎,顎骨周辺の蜂巣炎,顎炎,猩紅熱。

用法・用量

成人1回150mg,6時間ごとに経口投与。小児1日15mg/kg,3~4回分割経口投与。重症感染症成人1回300mg,8時間ごとに経口投与。小児1日20mg/kg,3~4回分割経口投与。以上,年齢・体重・症状等により適宜増減。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】ショック,アナフィラキシー〔呼吸困難,全身潮紅,血管浮腫,蕁麻疹等のアナフィラキシーを伴うことがある。投与中止。血圧の維持,体液の補充管理,気道の確保等を行う〕【11.1.2】偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎〔腹痛,頻回の下痢が現れた場合には直ちに投与中止。輸液,バンコマイシンの経口投与等を行う。[5.2,8.2,9.1.1,9.8.2参照]〕【11.1.3】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),急性汎発性発疹性膿疱症,剥脱性皮膚炎【11.1.4】薬剤性過敏症症候群〔初期症状として発疹,発熱がみられ,更に肝機能障害,リンパ節腫脹,白血球増加,好酸球増多,異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状が発現。投与中止。投与中止後も発疹,発熱,肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意〕【11.1.5】汎血球減少,無顆粒球症,血小板減少〔[8.3参照]〕【11.1.6】間質性肺炎,PIE症候群〔発熱,咳嗽,呼吸困難,胸部X線異常,好酸球増多等を伴う間質性肺炎,PIE症候群が発現。投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与〕【11.1.7】肝機能障害,黄疸〔AST,ALT,ALP等の上昇を伴う肝機能障害,黄疸が発現。[8.4参照]〕【11.1.8】急性腎障害〔[8.5参照]〕

投与期間制限

なし

当該基本情報については、各種提供元のデータを基にメドピアが編集したものを掲載しています。 情報は毎月更新しておりますが、ご覧いただいた時点での最新情報ではない可能性があります。 最新の情報は、各製薬会社のホームページ、医薬品医療機器総合機構ホームページ(PMDA)、厚生労働省のホームページでご確認いただきますようお願いいたします。 もし掲載されている各種情報に誤りやご質問などがございましたらこちらのフォームよりお問い合わせください。