ダラツムマブ(遺伝子組換え)注射液
英語:daratumumab(genetical recombination)
ダラザレックス点滴静注100mg / 52,262.0円
100mg5mL1瓶
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本剤の投与は,緊急時に十分対応できる医療施設において,造血器悪性腫瘍の治療に対して十分な知識・経験を持つ医師のもとで,本剤の投与が適切と判断される症例のみに行う。また,治療開始に先立ち,患者又はその家族に有効性及び危険性を十分に説明し,同意を得てから投与を開始する
本剤(成分)に過敏症の既往歴
多発性骨髄腫。
他の抗悪性腫瘍剤との併用で1回16mg/kg,併用する抗悪性腫瘍剤の投与サイクルを考慮して次のA法又はB法の投与間隔で点滴静注。初回は分割投与(1回8mg/kg,1日目及び2日目に投与)も可。A法1週間間隔,2週間間隔及び4週間間隔の順で投与。B法1週間間隔,3週間間隔及び4週間間隔の順で投与。
【1】ボルテゾミブ及びデキサメタゾン併用,又はボルテゾミブ,メルファラン及びプレドニゾロン併用の場合,併用投与終了後も本剤単独投与を継続。【2】本剤投与によるinfusion reactionを軽減させるため,開始1~3時間前に副腎皮質ホルモン,解熱鎮痛剤及び抗ヒスタミン剤を投与。また,遅発性のinfusion reactionを軽減させるため,必要に応じ本剤投与後に副腎皮質ホルモン等を投与。【3】生理食塩液を用いて希釈後の総量を1000mLとし,50mL/時で開始。投与速度の上限200mL/時。
【11.1.1】Infusion reaction(46.4%)〔アナフィラキシー,鼻閉,咳嗽,悪寒,眼障害(脈絡膜滲出,急性近視,急性閉塞隅角緑内障等),気管支痙攣,低酸素症,呼吸困難等のinfusion reactionが発現。多くの場合は,初回投与時に発現が認められたが,2回目以降の投与時にも認められている。異常が認められた場合は投与中断又は中止。重度のinfusion reactionが認められた場合は投与中止。[7.5,7.7参照]〕【11.1.2】骨髄抑制〔血小板減少(17.6%),好中球減少(16.1%),リンパ球減少(7%)及び発熱性好中球減少症(1%)等の骨髄抑制が発現。[8.1参照]〕【11.1.3】感染症〔肺炎(6.9%)等の重篤な感染症や,B型肝炎ウイルスの再活性化が発現。[8.4,9.1.2参照]〕【11.1.4】腫瘍崩壊症候群(0.3%)〔異常が認められた場合には適切な処置(生理食塩液,高尿酸血症治療剤等の投与,透析等)を行う。[8.3参照]〕【11.1.5】間質性肺疾患(0.5%)〔投与中止。必要に応じて,胸部CT,血清マーカー等の検査を実施〕
なし