イムブルビカ
IMBRUVICA

剤型一覧

  • イムブルビカカプセル140mg

製造販売元

ヤンセンファーマ

一般的名称

イブルチニブカプセル
英語:ibrutinib

販売名 / 薬価

イムブルビカカプセル140mg  / 8,848.1円

規格単位(薬価が適用される単位)

140mg1カプセル

基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時10分

警告

本剤は,緊急時に十分に対応できる医療施設において,造血器悪性腫瘍の治療又は造血幹細胞移植に対して十分な知識・経験を持つ医師のもとで,本剤の投与が適切と判断される症例についてのみ投与する。また,治療開始に先立ち,患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し,同意を得てから投与する

禁忌

【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.2】中等度以上の肝機能障害〔[9.3.1,16.6.1参照]〕【2.3】ケトコナゾール,イトラコナゾール,クラリスロマイシン,エンシトレルビル フマル酸を投与中〔[10.1,16.7.1,16.7.7参照]〕【2.4】妊婦・妊娠の可能性〔[9.5参照]〕

併用禁忌

【10.1】ケトコナゾール(経口剤:国内未発売),イトラコナゾール<イトリゾール>,クラリスロマイシン<クラリス,クラリシッド>,エンシトレルビル フマル酸<ゾコーバ>〔[2.3,16.7.1,16.7.7参照]〕〔本剤の血中濃度が上昇し,副作用が増強されるおそれ/これらの薬剤のCYP3A阻害作用により,本剤の代謝が阻害される〕

効能・効果

慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)。原発性マクログロブリン血症及びリンパ形質細胞リンパ腫。マントル細胞リンパ腫。造血幹細胞移植後の慢性移植片対宿主病(ステロイド剤の投与で効果不十分な場合)。

用法・用量

〔慢性リンパ性白血病,原発性マクログロブリン血症及びリンパ形質細胞リンパ腫〕成人1日1回420mg,経口投与。〔マントル細胞リンパ腫〕未治療ベンダムスチン塩酸塩及びリツキシマブ(遺伝子組換え)との併用で成人1日1回560mg,経口投与。再発又は難治性成人1日1回560mg,経口投与。〔慢性移植片対宿主病〕成人・12歳以上の小児1日1回420mg,経口投与。以上,いずれも状態により適宜減量。

用法・用量に関連する使用上の注意

【1】CYP3A阻害作用を有する薬剤を併用する場合,次のように投与/慢性リンパ性白血病・原発性マクログロブリン血症及びリンパ形質細胞リンパ腫・マントル細胞リンパ腫:ボリコナゾール又はポサコナゾール併用時は1日1回140mg,経口投与。慢性移植片対宿主病:ボリコナゾール併用時は1日1回280mg,ポサコナゾール併用時は1日1回140mg,経口投与。【2】原発性マクログロブリン血症及びリンパ形質細胞リンパ腫:リツキシマブ(遺伝子組換え)の投与が困難な場合を除き,リツキシマブ(遺伝子組換え)と併用投与。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】出血(脳出血(0.1%),消化管出血(0.2%)等)〔死亡に至った例が報告〕【11.1.2】白血球症〔頭蓋内出血,嗜眠,不安定歩行,頭痛等を伴う白血球症が発現〕【11.1.3】感染症〔肺炎(14.5%),敗血症(2.9%)等の重篤な感染症が発現。また,B型肝炎ウイルス,結核,帯状疱疹等の再活性化(0.1%)が発現。[8.2,9.1.1参照]〕【11.1.4】進行性多巣性白質脳症(PML)〔本剤投与中及び投与終了後は患者の状態を十分に観察する。意識障害,認知障害,麻痺症状(片麻痺,四肢麻痺),言語障害等の症状が現れた場合には,MRIによる画像診断及び脳脊髄液検査を行うとともに投与中止〕【11.1.5】骨髄抑制〔貧血(12.3%),好中球減少症(22.1%),血小板減少症(17.1%)等の重篤な骨髄抑制が発現。[8.3,9.1.2参照]〕【11.1.6】不整脈〔心房細動(5.4%),心房粗動(0.7%),心室性不整脈(0.3%)等の重篤な不整脈が発現。[8.4,9.1.3参照]〕【11.1.7】腫瘍崩壊症候群(0.4%)〔直ちに投与中止し,適切な処置(生理食塩液,高尿酸血症治療剤の投与等)を行うとともに,症状が回復するまで患者の状態を十分に観察する。なお,重篤な腫瘍崩壊症候群が遅発性に発現。[8.5参照]〕【11.1.8】過敏症(0.9%)〔アナフィラキシー等の重篤な過敏症が発現〕【11.1.9】皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)【11.1.10】肝不全,肝機能障害〔肝不全,ALT,AST,ビリルビン等の上昇を伴う肝機能障害が発現。[8.6参照]〕【11.1.11】間質性肺疾患(1.6%)〔異常が認められた場合には,胸部X線,胸部CT等の検査を実施。間質性肺疾患が疑われた場合には投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与。[8.7参照]〕

投与期間制限

なし

当該基本情報については、各種提供元のデータを基にメドピアが編集したものを掲載しています。 情報は毎月更新しておりますが、ご覧いただいた時点での最新情報ではない可能性があります。 最新の情報は、各製薬会社のホームページ、医薬品医療機器総合機構ホームページ(PMDA)、厚生労働省のホームページでご確認いただきますようお願いいたします。 もし掲載されている各種情報に誤りやご質問などがございましたらこちらのフォームよりお問い合わせください。