カルフィルゾミブ注射用
英語:carfilzomib
カイプロリス点滴静注用40mg / 84,315.0円
40mg1瓶
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本剤は,緊急時に十分対応できる医療施設において,造血器悪性腫瘍の治療に対して十分な知識と経験を持つ医師のもとで,本剤の使用が適切と判断される患者についてのみ投与する。また,治療開始に先立ち,患者またはその家族に有効性及び危険性を十分説明し,同意を得てから投与を開始する
【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.2】妊婦・妊娠の可能性〔[9.5参照]〕
再発又は難治性の多発性骨髄腫。
〔レナリドミド及びデキサメタゾン併用〕1サイクル目の1及び2日目は1日1回20mg/m2,それ以降は1日1回27mg/m2,10分かけて点滴静注。投与は1,2,8,9,15,16日目に行い,12日間休薬。この28日間を1サイクルとし,12サイクルまで繰り返す。13サイクル以降は1,2,15,16日目に投与し,12日間休薬。〔デキサメタゾン併用〕週2回投与1サイクル目の1及び2日目は1日1回20mg/m2,それ以降は1日1回56mg/m2,30分かけて点滴静注。投与は1,2,8,9,15,16日目に行い,12日間休薬。この28日間を1サイクルとし繰り返す。週1回投与1サイクル目の1日目のみ1日1回20mg/m2,それ以降は1日1回70mg/m2,30分かけて点滴静注。投与は1,8,15日目に行い,13日間休薬。この28日間を1サイクルとし繰り返す。以上,いずれも状態により適宜減量。
体表面積が2.2m2を超える患者は2.2m2として投与量算出。
【11.1.1】心障害〔心不全(3.4%),心筋梗塞(0.2%),QT間隔延長(0.1%),心嚢液貯留(0.1%未満),心膜炎等の心障害が発現。[8.3,9.1.1参照]〕【11.1.2】間質性肺疾患(1.1%)〔間質性肺疾患(肺臓炎(0.5%),間質性肺炎(0.6%),急性呼吸窮迫症候群(0.1%未満),急性呼吸不全等)が発現〕【11.1.3】肺高血圧症(0.8%)〔呼吸困難,胸痛等の症状が現れた場合には投与中止。他の病因(胸水,肺水腫等)との鑑別診断を実施〕【11.1.4】肝不全,肝機能障害〔肝不全(0.1%未満),AST,ALT,ビリルビン等の上昇を伴う肝機能障害(8%)が発現。[8.1参照]〕【11.1.5】急性腎障害(1.9%)【11.1.6】腫瘍崩壊症候群(1%)〔投与中止。適切な処置(生理食塩水,高尿酸血症治療剤等の投与,透析等)を行う。[8.4参照]〕【11.1.7】骨髄抑制〔血小板減少(26.4%),貧血(20.8%),好中球減少(16.3%),リンパ球減少(6.9%),白血球減少(5.2%),発熱性好中球減少(1.3%)等の骨髄抑制が発現。[8.2参照]〕【11.1.8】Infusion reaction〔発熱,悪寒,関節痛,筋痛,顔面潮紅,顔面浮腫,嘔吐,脱力,息切れ,低血圧,失神,胸部絞扼感,狭心症等を含むInfusion reactionが発現。[8.5参照]〕【11.1.9】血栓性微小血管症〔血栓性血小板減少性紫斑病(0.2%),溶血性尿毒症症候群(0.1%未満)等の血栓性微小血管症が発現。破砕赤血球を伴う貧血,血小板減少,腎機能障害等が認められた場合には投与中止〕【11.1.10】可逆性後白質脳症症候群(0.3%),脳症〔可逆性後白質脳症症候群,脳症が疑われる症状(痙攣,頭痛,意識障害,錯乱,視覚障害等)が認められた場合には投与中止〕【11.1.11】高血圧(14.4%),高血圧クリーゼ(0.1%)〔血圧の推移等に十分注意。高血圧クリーゼが現れた場合には投与中止〕【11.1.12】静脈血栓塞栓症〔深部静脈血栓症(2.4%),肺塞栓症(1.6%)等の静脈血栓塞栓症が発現〕【11.1.13】出血(胃腸出血(0.3%),頭蓋内出血(0.1%未満)等)【11.1.14】感染症〔肺炎(7.5%),敗血症(1.3%)等の重篤な感染症が発現〕【11.1.15】消化管穿孔(0.1%未満)
なし