基本情報
最終更新日時:2024年11月7日17時0分

警告

【1.1】本剤は,緊急時に十分対応できる医療施設において,がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで,本剤の投与が適切と判断される症例についてのみ投与する。また,治療開始に先立ち,患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し,同意を得てから投与する

禁忌

【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴

効能・効果

BRAF遺伝子変異を有する悪性黒色腫。BRAF遺伝子変異を有する切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌。標準的な治療が困難なBRAF遺伝子変異を有する進行・再発の固形腫瘍(結腸・直腸癌を除く)。BRAF遺伝子変異を有する再発又は難治性の有毛細胞白血病。BRAF遺伝子変異を有する低悪性度神経膠腫。

用法・用量

悪性黒色腫ダブラフェニブと併用で成人1日1回2mg,空腹時経口投与。術後補助療法の場合,投与は12ヶ月間まで。非小細胞肺癌,有毛細胞白血病ダブラフェニブと併用で成人1日1回2mg,空腹時経口投与。固形腫瘍,低悪性度神経膠腫ダブラフェニブと併用で成人は1日1回2mg,小児で体重26~38kg未満は1日1回1mg,38~51kg未満は1日1回1.5mg,51kg以上は1日1回2mg,空腹時経口投与。以上,状態により適宜減量。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】心障害〔心不全(併:0.1%,単:0.5%),左室機能不全(併:0.2%,単:1.4%),駆出率減少(併:5.8%,単:4.7%)等の重篤な心障害が発現。[8.1,9.1.1参照]〕【11.1.2】肝機能障害〔ALT(併:11.2%,単:4.3%),AST(併:11.2%,単:5.2%)等の上昇を伴う肝機能障害が発現。[8.3,9.3.1参照]〕【11.1.3】間質性肺疾患(併:0.1%,単:0.5%)【11.1.4】横紋筋融解症(併:0.4%)〔[8.5参照]〕【11.1.5】静脈血栓塞栓症(併:0.3%)【11.1.6】脳血管障害〔脳出血(併:0.1%),脳卒中等の脳血管障害が発現〕 発現頻度は併:ダブラフェニブ併用投与時,単:単独投与時を表す

投与期間制限

なし

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