基本情報
最終更新日時：2024年4月5日18時10分
警告
本剤を含むがん化学療法は,緊急時に十分対応できる医療施設において,がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで,本療法が適切と判断される症例についてのみ実施する。適応患者の選択にあたっては,本剤及び各併用薬剤の電子添文を参照して十分注意する。また,治療開始に先立ち,患者又はその家族に有効性及び危険性を十分に説明し,同意を得てから投与する
禁忌
【2.1】本剤(成分)に重篤な過敏症の既往歴【2.2】妊婦・妊娠の可能性〔[9.5参照]〕
効能・効果
悪性黒色腫,ホジキン病(ホジキンリンパ腫),褐色細胞腫。
用法・用量
悪性黒色腫成人1日100～200mg,5日間連日静注し,以後4週間休薬。これを1コースとし繰り返す。年齢・症状により適宜増減。ホジキン病他の抗悪性腫瘍剤と併用。成人・小児ともに1日1回375mg/m2,静注し,13日間休薬。これを2回繰り返すことを1コースとし繰り返す。年齢・症状により適宜減量。褐色細胞腫シクロホスファミド水和物,ビンクリスチン硫酸塩と併用。成人1日1回600mg/m2,2日間連日静注し,少なくとも19日間休薬。これを1コースとし繰り返す。状態により適宜減量。
用法・用量に関連する使用上の注意
褐色細胞腫:本剤を含む化学療法開始前にα遮断薬等を投与。
重大な副作用・国内１
【11.1.1】アナフィラキシーショック【11.1.2】骨髄機能抑制〔汎血球減少,貧血,白血球減少,血小板減少等の骨髄機能抑制が発現。[8.1参照]〕【11.1.3】肝静脈血栓症及び肝細胞壊死を伴う重篤な肝障害〔[8.1参照]〕
投与期間制限
なし
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