プレセデックス
Precedex

剤型一覧

製造販売元

ファイザー

一般的名称

デクスメデトミジン塩酸塩注射液
英語:dexmedetomidine hydrochloride

販売名 / 薬価

プレセデックス静注液200μg「ファイザー」  / 2,662.0円

規格単位(薬価が適用される単位)

200μg2mL1瓶

基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時8分

警告

【1.1】本剤の投与により低血圧,高血圧,徐脈,心室細動等が現れ,心停止にいたるおそれがある。したがって,本剤は,患者の呼吸状態,循環動態等の全身状態を注意深く継続的に監視できる設備を有し,緊急時に十分な措置が可能な施設で,本剤の薬理作用を正しく理解し,集中治療又は非挿管下での鎮静における患者管理に熟練した医師のみが使用する。また,小児への投与に際しては,小児の集中治療又は非挿管下での鎮静に習熟した医師が使用する〔[9.7.2,9.7.4,11.1.1-11.1.5参照]〕【1.2】迷走神経の緊張が亢進しているか,急速静注,単回急速投与等,通常の用法・用量以外の方法で本剤を投与した場合に重篤な徐脈,洞停止等が現れたとの報告があるので,本剤は定められた用法・用量に従い,緩徐に持続注入することを厳守し,患者の状況を慎重に観察するとともに,このような症状が現れた場合には適切な処置を行う〔[11.1.3,11.1.5参照]〕

禁忌

本剤(成分)に過敏症の既往歴

効能・効果

集中治療における人工呼吸中及び離脱後の鎮静。局所麻酔下における非挿管での手術及び処置時の鎮静。小児の非挿管での非侵襲的な処置及び検査時の鎮静。

用法・用量

〔集中治療における人工呼吸中・離脱後の鎮静〕成人6μg/kg/時で10分間持続静注(初期負荷投与)。続いて患者の状態に合わせて,至適鎮静レベルが得られるよう,維持量0.2~0.7μg/kg/時の範囲で持続注入(維持投与)。維持投与から開始も可。小児0.2μg/kg/時で持続静注し,患者の状態に合わせて,至適鎮静レベルが得られるよう,6歳以上の小児は0.2~1.0μg/kg/時,修正在胎(在胎週数+出生後週数)45週~6歳未満の小児は0.2~1.4μg/kg/時の範囲で持続注入。〔局所麻酔下における非挿管での手術・処置時の鎮静〕成人6μg/kg/時で10分間持続静注(初期負荷投与)。続いて患者の状態に合わせて,至適鎮静レベルが得られるよう,維持量0.2~0.7μg/kg/時の範囲で持続注入(維持投与)。〔小児の非挿管での非侵襲的な処置・検査時の鎮静〕2歳以上の小児は12μg/kg/時,1ヶ月~2歳未満の小児は9μg/kg/時で10分間持続静注(初期負荷投与)。続いて,いずれも1.5μg/kg/時で持続注入(維持投与)。以上,状態に合わせて適宜減速。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】低血圧(22.9%)〔減速又は投与中止,輸液の増量,下肢の挙上,昇圧剤の使用等を行う。特に迷走神経の緊張が亢進している患者で現れやすい。[1.1参照]〕【11.1.2】高血圧(10.2%)〔減速又は投与中止,降圧剤の使用等を行う。[1.1参照]〕【11.1.3】徐脈(13.5%)〔減速又は投与中止,迷走神経の緊張を軽減する目的で抗コリン剤(アトロピン等)の静脈内投与,ペースメーカーの使用等を行う。特に迷走神経の緊張が亢進している患者で現れやすい。[1.1,1.2参照]〕【11.1.4】心室細動(0.1%)〔抗不整脈薬の投与,除細動,心肺蘇生等を行う。[1.1参照]〕【11.1.5】心停止(0.3%),洞停止〔投与中止,ペースメーカーの使用,除細動,心肺蘇生,強心剤の投与等を行う。[1.1,1.2参照]〕【11.1.6】低酸素症(2.6%),無呼吸(0.5%),呼吸困難(0.2%),呼吸抑制(5.9%),舌根沈下(0.4%)〔低酸素症,一過性の無呼吸,呼吸困難,呼吸抑制,舌根沈下が認められた場合には,減速又は投与中止,気道確保,酸素投与,患者の刺激等を行う〕

投与期間制限

なし

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