基本情報
最終更新日時:2024年9月4日13時41分

警告

本剤は,緊急時に十分対応できる医療施設において,がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで,本剤の使用が適切と判断される症例についてのみ投与する。また,治療開始に先立ち,患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し,同意を得てから投与する

禁忌

本剤(成分)に過敏症の既往歴

効能・効果

BRAF遺伝子変異を有する根治切除不能な悪性黒色腫。

用法・用量

1回960mg,1日2回経口投与。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】有棘細胞癌〔皮膚有棘細胞癌(18.7%),ケラトアカントーマ(10.6%),ボーエン病(0.6%)が発現。[7.1,8.1参照]〕【11.1.2】悪性腫瘍(二次発癌)〔扁平上皮癌(皮膚以外),原発性悪性黒色腫(1.1%)等が発現。[7.1,8.2参照]〕【11.1.3】アナフィラキシー,過敏症(0.9%)〔アナフィラキシーを含む重篤な過敏症が発現〕【11.1.4】皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(0.3%),中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),多形紅斑(0.3%),紅皮症(剥脱性皮膚炎等)(0.9%)〔皮膚粘膜眼症候群,中毒性表皮壊死融解症等の重篤な皮膚障害が発現〕【11.1.5】薬剤性過敏症症候群〔初期症状として発疹,発熱が認められ,更に肝機能障害,リンパ節腫脹,白血球増加,好酸球増多,異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状が発現。本剤の投与中止後も発疹,発熱,肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがある〕【11.1.6】QT間隔延長(2%)〔[7.1,8.3,9.1.1参照]〕【11.1.7】肝不全,肝機能障害(2%),黄疸〔肝不全,肝機能障害,黄疸等の肝障害が発現。[8.4参照]〕【11.1.8】急性腎障害〔[8.5参照]〕

投与期間制限

なし

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