トレプロスチニル注射液
英語:treprostinil
トレプロスト注射液200mg / 633,373.0円
200mg20mL1瓶
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外国で本剤の急激な中止により死亡に至った症例が報告されているので,本剤を休薬・投与中止する場合は徐々に減量する〔[7.2参照]〕
【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.2】右心不全の急性増悪時〔本剤の血管拡張作用により症状を悪化させるおそれ。カテコールアミンの投与等の処置を行い,状態が安定するまでは投与しない〕【2.3】重篤な左心機能障害を有する者〔本剤の血管拡張作用により症状を悪化させるおそれ〕【2.4】重篤な低血圧〔本剤の血管拡張作用により症状を悪化させるおそれ。[9.1.4参照]〕
肺動脈性肺高血圧症(WHO機能分類クラスII,III及びIV)。
本剤は経口肺血管拡張薬で効果不十分な場合に適用を考慮。
1.25ng/kg/分で持続静注又は持続皮下注を開始。この初期投与速度が本剤の副作用により耐えられない場合,0.625ng/kg/分に減量。状態を十分に観察しながら,原則最初の4週間は1週間あたり最大1.25ng/kg/分で増量,その後臨床症状に応じ1週間あたり最大2.5ng/kg/分で増量,最適投与速度を決定。1週間あたり1.25又は2.5ng/kg/分を超えて増量する場合,忍容性を十分確認しながら慎重に投与。最適投与速度決定には副作用と肺高血圧症状の改善を指標とする。
【11.1.1】血圧低下,失神〔過度の血圧低下,失神が発現〕【11.1.2】出血(消化管出血,鼻出血,皮下注射部位又はカテーテル留置部位の出血等)【11.1.3】血小板減少(10.5%),好中球減少(2.6%)〔[8.6参照]〕【11.1.4】甲状腺機能亢進症〔[8.7参照]〕【11.1.5】血流感染(21.7%)〔持続静脈内投与時に中心静脈カテーテル留置に伴う合併症として重篤な血流感染が発現。[8.4参照]〕【11.1.6】注射部位の局所反応(100%(重篤性にかかわらず,注射部位の局所反応すべての頻度))〔持続皮下投与時に注射部位の局所反応(疼痛,紅斑,腫脹,熱感等)が高頻度に発現。特に持続皮下投与の継続が困難な疼痛が発現。適切な処置(NSAIDs内服,クーリング/ヒーティング等)を行う。持続皮下投与の継続が困難な場合,投与中止又は持続静脈内投与への変更を検討。[8.3参照]〕
なし