基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時9分

禁忌

<効能共通>【2.1】エストロゲン依存性悪性腫瘍(例えば,乳癌,子宮内膜癌)及びその疑い〔腫瘍の悪化あるいは顕性化を促すおそれ〕【2.2】肝障害又は肝疾患〔[9.3.1参照]〕【2.3】アンドロゲン依存性悪性腫瘍(例えば前立腺癌)及びその疑い〔アンドロゲン産生を促進するため,腫瘍の悪化あるいは顕性化を促すおそれ〕 <排卵障害にもとづく不妊症の排卵誘発,生殖補助医療における調節卵巣刺激>【2.4】卵巣腫瘍及び多嚢胞性卵巣症候群を原因としない卵巣の腫大〔卵巣過剰刺激作用により更に卵巣を腫大させるおそれ〕【2.5】妊婦〔[9.4,9.5参照]〕【2.6】活動性の血栓塞栓性疾患〔症状が悪化するおそれ。[9.1.9,11.1.1,15.1.2参照]〕

効能・効果

排卵障害に基づく不妊症の排卵誘発。生殖補助医療における調節卵巣刺激。乏精子症における精子形成の誘導。

用法・用量

〔排卵誘発〕無排卵症の患者に投与する場合,Gestagen, Estrogen testを必ず行って,消退性出血の出現を確認し,子宮性無月経を除外した後,投与開始。第1クール1日50mg,5日間で開始。第1クール無効時は1日100mg,5日間に増量。最大量・期間は1日100mg,5日間。〔生殖補助医療における調節卵巣刺激〕1日50mg,月経周期3日目から5日間経口投与。効果不十分な場合,次周期以降1日100mgに増量可。〔精子形成の誘導〕1回50mg,隔日経口投与。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】卵巣過剰刺激症候群〔本剤を用いた不妊治療により,卵巣腫大,下腹部痛,下腹部緊迫感,腹水,胸水,呼吸困難を伴う卵巣過剰刺激症候群が発現。卵巣破裂,卵巣茎捻転,脳梗塞,肺塞栓を含む血栓塞栓症,肺水腫,腎不全等が認められることもある。本剤投与後に卵巣過剰刺激症候群が認められた場合には,重症度に応じて適切な処置を行う。重度の卵巣過剰刺激症候群が認められた場合には,入院させる。[2.6,8.4,8.5,9.1.6,9.1.9参照]〕

投与期間制限

なし

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