基本情報
最終更新日時:2024年6月4日13時2分

禁忌

【2.1】本剤(成分)・スルホンアミド系薬剤に過敏症の既往歴【2.2】無尿〔本剤の排泄遅延により副作用が強く現れるおそれ〕【2.3】急性腎不全〔[9.2.1参照]〕【2.4】肝硬変等の進行した肝疾患又は高度の肝機能障害〔[9.3.1参照]〕【2.5】高クロール血症性アシドーシス,体液中のナトリウム・カリウムが明らかに減少している者,副腎機能不全・アジソン病〔電解質異常が増悪されるおそれ。[11.1.1参照]〕【2.6】慢性閉塞隅角緑内障には長期投与しない〔緑内障の悪化が不顕性化されるおそれ〕

効能・効果

緑内障,てんかん(他の抗てんかん薬で効果不十分な場合に付加),肺気腫による呼吸性アシドーシスの改善,心性浮腫,肝性浮腫,月経前緊張症,メニエル病,メニエル症候群。睡眠時無呼吸症候群。

用法・用量

緑内障1日250~1,000mg,分割経口投与。てんかん1日250~750mg,分割経口投与。肺気腫による呼吸性アシドーシスの改善,心性浮腫,肝性浮腫1日1回250~500mg,経口投与。月経前緊張症1日1回125~375mg,月経前5~10日間又は症状発現日から経口投与。メニエル病,メニエル症候群1日1回250~750mg,経口投与。睡眠時無呼吸症候群1日250~500mg,分割経口投与。以上,年齢・症状により適宜増減。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】代謝性アシドーシス,電解質異常〔代謝性アシドーシス,低カリウム血症,低ナトリウム血症等の電解質異常が発現。[2.5,8.1,9.1.3,9.1.4,9.8参照]〕【11.1.2】ショック,アナフィラキシー〔不快感,口内異常感,喘鳴,眩暈,便意,耳鳴,発汗,血圧低下,呼吸困難,蕁麻疹等の異常が認められた場合には投与中止〕【11.1.3】急性呼吸窮迫症候群,肺水腫〔急速に進行する呼吸困難,低酸素血症,両側性びまん性肺浸潤影等の胸部X線異常等が認められた場合には投与中止〕【11.1.4】再生不良性貧血,溶血性貧血,無顆粒球症,骨髄機能低下,白血球減少,血小板減少,血小板減少性紫斑病〔再生不良性貧血,溶血性貧血,無顆粒球症(前駆症状として発熱,咽頭痛,インフルエンザ様症状等が現れる場合がある)の重篤な血液障害,また,骨髄機能低下,白血球減少,血小板減少,血小板減少性紫斑病等が発現。[8.2参照]〕【11.1.5】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)〔発熱,紅斑,掻痒感,眼充血,口内炎等が現れた場合には投与中止〕【11.1.6】急性腎障害,腎・尿路結石〔血尿,結晶尿,乏尿等が現れた場合には投与中止〕【11.1.7】精神錯乱,痙攣〔精神錯乱,痙攣等の中枢神経症状が発現〕【11.1.8】肝機能障害,黄疸〔AST,ALT,ALP等の上昇を伴う肝機能障害や黄疸が発現〕

投与期間制限

なし

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