ベクティビックス
vectibix

効能・効果

KRAS遺伝子野生型の治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌。

用法・用量

2週間に1回,6mg/kgを60分以上かけて点滴静注。状態により適宜減量。

用法・用量に関連する使用上の注意

1回量1000mgを超える場合は(局)生理食塩液で希釈し約150mLとし,90分以上かけて点滴静注。

重大な副作用・国内１

【11.1.1】重度の皮膚障害〔発疹(14%),ざ瘡様皮膚炎(10%),紅斑(3%),爪囲炎(3%),掻痒症(2%),皮膚亀裂・皮膚乾燥(1%),皮膚剥脱(0.9%)が発現。なお,続発する炎症性又は感染性の症状(蜂巣炎,壊死性筋膜炎,敗血症等)の発現に十分注意。[7.2,8.3参照]〕【11.1.2】間質性肺疾患(間質性肺炎,肺線維症,肺臓炎,肺浸潤)(0.7%)〔投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与。[1.2,9.1.1参照]〕【11.1.3】重度のInfusion reaction(0.5%)〔Infusion reactionとして,アナフィラキシー様症状,血管浮腫,気管支痙攣,発熱,悪寒,呼吸困難,低血圧等が発現。重度のInfusion reactionを認めた場合投与中止。薬物治療(アドレナリン,副腎皮質ステロイド剤,抗ヒスタミン剤等)等を行うとともに,以降,本剤を再投与しない。[1.3,2.1,7.3,8.1参照]〕【11.1.4】重度の下痢(13%)〔重度の下痢及び脱水が発現。重度の下痢及び脱水により急性腎障害に至った症例も報告。止しゃ薬(ロペラミド等)の投与,補液等を行う〕【11.1.5】低マグネシウム血症(22%)〔QT延長,痙攣,しびれ,全身倦怠感等を伴う低マグネシウム血症が発現。なお,低マグネシウム血症に起因した,低カルシウム血症,低カリウム血症等の電解質異常を伴う場合には,特に症状が重篤化することがあるので注意。電解質異常が認められた場合には,必要に応じ電解質の補給等を行う。[8.2参照]〕【11.1.6】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)

投与期間制限

なし