基本情報
最終更新日時:2024年5月8日13時28分

警告

【1.1】本剤又は他のインターフェロン製剤の投与によりうつ病や自殺企図が報告されているので,投与にあたっては,うつ病,自殺企図の症状又は他の精神神経症状が現れた場合には直ちに医師に連絡するように注意を与える〔[2.2,8.8,9.1.1,11.1.1参照]〕【1.2】間質性肺炎が現れることがあるので,投与にあたっては,患者の状態を十分に観察し,呼吸困難等が現れた場合には,直ちに医師に連絡するように注意を与える〔[8.10,11.1.8参照]〕

禁忌

【2.1】本剤(成分)・他のインターフェロン製剤に過敏症の既往歴〔[8.2,11.1.2,11.1.15参照]〕【2.2】重度のうつ病又は自殺念慮のある者又はその既往歴〔うつ病や自殺企図が現れるおそれ。[1.1,9.1.1,11.1.1参照]〕【2.3】非代償性肝疾患〔[9.3.1,11.1.7参照]〕【2.4】自己免疫性肝炎〔[9.3.2,11.1.6参照]〕【2.5】治療による管理が十分なされていないてんかん〔症状が悪化するおそれ。[9.1.2,11.1.4参照]〕【2.6】小柴胡湯を投与中〔[10.1参照]〕【2.7】ワクチン等生物学的製剤に過敏症の既往歴

併用禁忌

【10.1】小柴胡湯〔[2.6,11.1.8参照]〕〔間質性肺炎が現れるおそれ。なお,類薬(インターフェロン アルファ製剤)と小柴胡湯との併用で間質性肺炎が現れたとの報告/機序不明〕

効能・効果

多発性硬化症の再発予防。

用法・用量

1回30μg,週1回筋注。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】うつ病,自殺企図,躁状態,攻撃的行動〔抑うつ,自殺企図が発現。また,躁状態,攻撃的行動が現れ,他害行為に至ることがある。患者の精神状態に十分注意し,不眠,不安,焦燥,興奮,攻撃性,易刺激性等が現れた場合には投与中止,投与継続の可否について慎重に検討。また,これらの症状が認められた場合には,投与終了後も観察を継続。[1.1,2.2,8.8,9.1.1参照]〕【11.1.2】アナフィラキシー〔アナフィラキシー(呼吸困難,気管支痙攣,舌浮腫,発疹及び蕁麻疹等)が発現。[2.1,8.2,8.9,9.1.5,9.1.9参照]〕【11.1.3】白血球減少,血小板減少,汎血球減少〔白血球減少,血小板減少(10,000個/μL未満)及び汎血球減少等が発現。[8.4,9.1.4参照]〕【11.1.4】てんかん等の痙攣性疾患(てんかん発作又は痙攣発作)〔発作の既往のない患者でも本剤投与に伴い発作(てんかん発作又は痙攣発作)が発現。[2.5,9.1.2参照]〕【11.1.5】心疾患〔うっ血性心不全,心筋症又はうっ血性心不全を伴う心筋症が報告。[9.1.3参照]〕【11.1.6】自己免疫障害〔特発性血小板減少症,甲状腺機能亢進症,甲状腺機能低下症,自己免疫性肝炎,溶血性貧血及び1型糖尿病の増悪又は発症等が報告。[2.4,9.1.8,9.3.2参照]〕【11.1.7】劇症肝炎,肝炎,肝機能障害〔劇症肝炎,肝炎及び肝機能障害等の重篤な肝障害が発現。[2.3,8.3,9.3.1,9.3.3参照]〕【11.1.8】間質性肺炎〔必要に応じてX線等の検査を実施。異常が認められた場合には投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与。[1.2,8.10,10.1参照]〕【11.1.9】敗血症〔易感染性となり,敗血症が発現〕【11.1.10】甲状腺機能異常(甲状腺機能亢進症又は甲状腺機能低下症)【11.1.11】注射部位壊死〔瘢痕が形成。重度の場合,壊死組織の切除及び皮膚移植が必要になる場合がある。また,注射部位感染(注射部位膿瘍,注射部位蜂巣炎等)が現れ注射部位壊死に至る例も報告。患者に複数の病変があれば,本剤投与は治癒が見られるまで中止。[7.参照]〕【11.1.12】溶血性尿毒症症候群(HUS)〔溶血性尿毒症症候群(血小板減少,溶血性貧血又は腎不全を主徴とする)が発現。[8.11参照]〕【11.1.13】ネフローゼ症候群〔総蛋白減少又は血清アルブミン減少を伴う重篤な蛋白尿が発現。[8.5,9.2.1参照]〕【11.1.14】糖尿病(1型及び2型)〔糖尿病を増悪又は発症することがあり,昏睡に至ることがある。[8.12,9.1.7参照]〕【11.1.15】ショック〔[2.1,8.2,8.9,9.1.5,9.1.9参照]〕【11.1.16】皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)【11.1.17】急性腎不全〔[8.5,8.13,9.2.1参照]〕【11.1.18】脳出血,消化管出血〔[9.1.6参照]〕【11.1.19】認知症(特に高齢者),麻痺,心不全,狭心症

投与期間制限

なし

当該基本情報については、各種提供元のデータを基にメドピアが編集したものを掲載しています。 情報は毎月更新しておりますが、ご覧いただいた時点での最新情報ではない可能性があります。 最新の情報は、各製薬会社のホームページ、医薬品医療機器総合機構ホームページ(PMDA)、厚生労働省のホームページでご確認いただきますようお願いいたします。 もし掲載されている各種情報に誤りやご質問などがございましたらこちらのフォームよりお問い合わせください。