ベタフェロン
BETAFERON

剤型一覧

  • ベタフェロン皮下注用960万国際単位

製造販売元

バイエル薬品

一般的名称

インターフェロン ベータ-1b(遺伝子組換え)注射用
英語:interferon beta-1b(genetical recombination)

販売名 / 薬価

ベタフェロン皮下注用960万国際単位  / 7,319.0円

規格単位(薬価が適用される単位)

960万国際単位1瓶(溶解液付)

基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時11分

警告

【1.1】本剤の投与により,自殺企図,間質性肺炎が現れることがあるので,投与にあたっては,精神神経症状や呼吸器症状が発現する可能性があることを患者等に十分説明し,不眠,不安,咳,呼吸困難等が現れた場合にはただちに連絡するよう注意を与える〔[2.2,8.5,8.13,9.1.1,11.1.1,11.1.2参照]〕【1.2】注射部位壊死が現れることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止するなど,適切な処置を行う〔[11.1.3参照]〕

禁忌

【2.1】本剤(成分)・他のインターフェロン製剤・ヒトアルブミンに過敏症の既往歴〔[8.8,11.1.5参照]〕【2.2】重度のうつ病又は自殺念慮の既往歴〔抑うつ,自殺企図が現れるおそれ。[1.1,9.1.1,11.1.1参照]〕【2.3】非代償性肝疾患〔[9.3.1,11.1.7参照]〕【2.4】自己免疫性肝炎〔[9.3.2,11.1.11参照]〕【2.5】治療により十分な管理がされていないてんかん〔症状が悪化するおそれ。[9.1.4,11.1.4参照]〕【2.6】小柴胡湯を投与中〔[10.1参照]〕【2.7】ワクチン等生物学的製剤に過敏症の既往歴

併用禁忌

【10.1】小柴胡湯〔[2.6,11.1.2参照]〕〔間質性肺炎が現れるおそれ。なお,類薬<インターフェロン-α製剤>と小柴胡湯との併用で間質性肺炎が現れたとの報告/機序不明〕

効能・効果

多発性硬化症の再発予防・進行抑制。

用法・用量

800万国際単位,隔日皮下注。

用法・用量に関連する使用上の注意

投与時1瓶当たり添付の0.54%塩化ナトリウム液1.2mL全量で溶解。溶解液1mLを使用。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】うつ病(7%),自殺企図(0.5%),躁状態,攻撃的行動〔抑うつ,自殺企図が発現。また,躁状態,攻撃的行動が現れ,他害行為に至ることがある。不眠,不安,焦燥,興奮,攻撃性,易刺激性等が現れた場合には投与中止など,投与継続の可否について慎重に検討。投与終了後も観察を継続。[1.1,2.3,8.5,9.1.1参照]〕【11.1.2】間質性肺炎〔必要に応じてX線検査を実施。異常が認められた場合には投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与。[1.1,8.13,10.1参照]〕【11.1.3】注射部位壊死(2.5%)〔瘢痕が形成。重度の場合,壊死組織の切除及び皮膚移植が必要になる。患者に複数の病変があれば,治癒がみられるまで中止。[1.2参照]〕【11.1.4】痙攣(2%),錯乱,離人症,情緒不安定,筋緊張亢進〔[2.6,9.1.4参照]〕【11.1.5】重度な過敏反応〔気管支痙攣,ショック,アナフィラキシー,蕁麻疹等のようなまれではあるが重度の急性反応が発現。[2.1,8.8,8.12,9.1.5,9.1.9参照]〕【11.1.6】高度な白血球減少(2000/mm3未満)(1%),血小板減少(50000/mm3未満),汎血球減少〔白血球減少(リンパ球減少,好中球減少),貧血,血小板減少が発現。異常の程度が著しい場合には投与中止。[8.6,9.1.3参照]〕【11.1.7】重篤な肝障害〔黄疸や著しいトランスアミナーゼの上昇を伴う肝障害が発現。[2.4,8.7,9.3.1,9.3.3参照]〕【11.1.8】心筋症【11.1.9】甲状腺腫,甲状腺機能異常【11.1.10】敗血症(0.5%)〔易感染性となり,敗血症が発現〕【11.1.11】自己免疫現象によると思われる症状・徴候〔自己免疫性肝炎,全身性エリテマトーデス,1型糖尿病の増悪又は発症,溶血性貧血等が発現。[2.5,9.1.8,9.3.2参照]〕【11.1.12】ネフローゼ症候群〔血清総タンパク減少,血清アルブミン低下を伴う重篤なタンパク尿が発現。[8.11,9.2.1参照]〕【11.1.13】血栓性血小板減少性紫斑病(TTP),溶血性尿毒症症候群(HUS)〔TTP(主徴:血小板減少,破砕赤血球の出現を認める溶血性貧血,精神神経症状,発熱,腎機能障害),HUS(主徴:血小板減少,破砕赤血球の出現を認める溶血性貧血,急性腎障害)が発現。[8.14参照]〕【11.1.14】糖尿病(1型及び2型)〔糖尿病が増悪又は発症することがあり,昏睡に至ることがある。[8.15,9.1.7参照]〕【11.1.15】皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)【11.1.16】急性腎障害〔[8.11,8.16,9.2.1参照]〕【11.1.17】脳出血,消化管出血,球後出血〔[9.1.6参照]〕【11.1.18】認知症様症状(特に高齢者),麻痺,心不全,狭心症

投与期間制限

なし

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