基本情報
最終更新日時:2024年8月7日14時8分

禁忌

【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.2】心筋梗塞の既往歴,虚血性心疾患又はその症状・兆候,異型狭心症(冠動脈攣縮)〔不整脈,狭心症,心筋梗塞を含む重篤な虚血性心疾患様症状が現れるおそれ〕【2.3】脳血管障害や一過性脳虚血発作の既往〔脳血管障害や一過性脳虚血性発作が現れるおそれ〕【2.4】末梢血管障害〔症状を悪化させるおそれ〕【2.5】コントロールされていない高血圧症〔一過性の血圧上昇を引き起こすおそれ〕【2.6】重度の肝機能障害〔[9.3.1,16.6.3参照]〕【2.7】エルゴタミン,エルゴタミン誘導体含有製剤,他の5-HT1B/1D受容体作動薬,HIVプロテアーゼ阻害薬あるいはニルマトレルビル・リトナビルを投与中〔[10.1参照]〕

併用禁忌

【10.1】1)エルゴタミン(エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン<クリアミン>),エルゴタミン誘導体含有製剤(ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩<ジヒデルゴット>,エルゴメトリンマレイン酸塩<エルゴメトリンF>,メチルエルゴメトリンマレイン酸塩<メテルギン>)〔[2.7参照]〕〔血圧の上昇又は血管攣縮が増強されるおそれ。本剤投与後にエルゴタミン,エルゴタミン誘導体含有製剤を投与する場合,もしくはその逆の場合は,それぞれ24時間以上の間隔をあけて投与/5-HT1B/1D受容体作動薬との薬理的相加作用により,相互に作用(血管収縮作用)増強〕2)5-HT1B/1D受容体作動薬(スマトリプタンコハク酸塩<イミグラン>,ゾルミトリプタン<ゾーミッグ>,リザトリプタン安息香酸塩<マクサルト>,ナラトリプタン塩酸塩<アマージ>)〔[2.7参照]〕〔血圧の上昇又は血管攣縮が増強されるおそれ。本剤投与後に他の5-HT1B/1D受容体作動型の片頭痛薬を投与する場合,もしくはその逆の場合は,それぞれ24時間以内に投与しない/相互に作用増強〕3)HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビル<ノービア>)〔[2.7参照]〕〔本剤の代謝が阻害され血中濃度が上昇するおそれ/主として肝代謝酵素チトクロームP450 3A4により代謝され,代謝酵素阻害薬によりクリアランスが減少〕4)ニルマトレルビル・リトナビル<パキロビッド>〔[2.7参照]〕〔本剤の代謝が阻害され血中濃度が上昇するおそれ/主として肝代謝酵素チトクロームP450 3A4により代謝され,代謝酵素阻害薬によりクリアランスが減少〕

効能・効果

片頭痛。

効能・効果に関連する使用上の注意

家族性片麻痺性片頭痛,孤発性片麻痺性片頭痛,脳底型片頭痛,眼筋麻痺性片頭痛の患者には投与しない。

用法・用量

1回20mg,頭痛発現時に経口投与。効果不十分な場合は追加投与できるが,前回の投与から2時間以上あける。20mgの経口投与で効果不十分な場合,次回片頭痛発現時から40mgの投与可。1日総量40mg以内。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】アナフィラキシーショック,アナフィラキシー【11.1.2】虚血性心疾患様症状〔不整脈,狭心症あるいは心筋梗塞を含む虚血性心疾患様症状が発現。本剤投与後,胸痛,胸部圧迫感等の一過性の症状(強度で咽喉頭部に及ぶ場合がある)が発現。このような症状が虚血性心疾患によると思われる場合には,以後の投与を中止し,虚血性心疾患の有無を調べるための適切な検査を行う。[9.1.1,11.2参照]〕【11.1.3】てんかん様発作〔[9.1.4参照]〕【11.1.4】頻脈(WPW症候群における)〔WPW症候群の典型的症状である重篤な発作性頻脈の報告。[9.1.2参照]〕【11.1.5】薬剤の使用過多による頭痛〔[8.3参照]〕

投与期間制限

なし

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