ドリペネム水和物注射用
英語:doripenem hydrate
フィニバックス点滴静注用0.25g / 762.0円
250mg1瓶
外部サイトへ移動します
【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴〔[9.1.1参照]〕【2.2】バルプロ酸ナトリウムを投与中〔[10.1参照]〕
【10.1】バルプロ酸ナトリウム<デパケン,バレリン等>〔[2.2参照]〕〔バルプロ酸の血中濃度が低下し,てんかんの発作が再発するおそれ/機序不明〕
<適応菌種>ドリペネム感性のブドウ球菌属,レンサ球菌属,肺炎球菌,腸球菌属(エンテロコッカス・フェシウムを除く),モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス,大腸菌,シトロバクター属,クレブシエラ属,エンテロバクター属,セラチア属,プロテウス属,モルガネラ・モルガニー,プロビデンシア属,インフルエンザ菌,緑膿菌,アシネトバクター属,ペプトストレプトコッカス属,バクテロイデス属,プレボテラ属。<適応症>敗血症,感染性心内膜炎,深在性皮膚感染症,リンパ管・リンパ節炎,外傷・熱傷・手術創等の二次感染,骨髄炎,関節炎,咽頭・喉頭炎,扁桃炎(扁桃周囲炎,扁桃周囲膿瘍を含む),肺炎,肺膿瘍,膿胸,慢性呼吸器病変の二次感染,複雑性膀胱炎,腎盂腎炎,前立腺炎(急性症,慢性症),精巣上体炎(副睾丸炎),腹膜炎,腹腔内膿瘍,胆のう炎,胆管炎,肝膿瘍,子宮内感染,子宮付属器炎,子宮旁結合織炎,化膿性髄膜炎,眼窩感染,角膜炎(角膜潰瘍を含む),眼内炎(全眼球炎を含む),中耳炎,顎骨周辺の蜂巣炎,顎炎。
成人1回0.25g,1日2~3回,30分以上かけて点滴静注。重症・難治性感染症には1回0.5g,1日3回投与し,増量が必要と判断される場合に限り1回1g,1日3gまで投与可。小児1回20mg/kg,1日3回,30分以上かけて点滴静注。重症・難治性感染症には1回40mg/kgまで増量可。上限は1回1gまで。以上,年齢・症状により適宜増減。
【11.1.1】ショック,アナフィラキシー(0.1%未満)〔不快感,口内異常感,喘鳴,眩暈,便意,耳鳴,発汗等が現れた場合には投与中止。[8.2参照]〕【11.1.2】偽膜性大腸炎(0.1~1%未満)〔偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎が発現。腹痛,頻回の下痢が現れた場合には直ちに投与中止〕【11.1.3】肝機能障害(0.1~1%未満),黄疸(0.1%未満)〔[8.4,9.3参照]〕【11.1.4】急性腎障害(0.1~1%未満)〔急性腎障害等の重篤な腎障害が発現。[8.5参照]〕【11.1.5】汎血球減少症(0.1%未満),無顆粒球症,白血球減少(0.1%未満),血小板減少(0.1~1%未満),溶血性貧血〔[8.6参照]〕【11.1.6】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)〔[8.3参照]〕【11.1.7】間質性肺炎(0.1%未満)〔発熱,咳嗽,呼吸困難等の異常が認められた場合には速やかに胸部X線検査等を実施。間質性肺炎が疑われる場合には投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与〕【11.1.8】痙攣(0.1~1%未満),意識障害〔痙攣,意識障害等の中枢神経症状が発現。[9.1.4,9.2.1,9.2.2参照]〕
なし