基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時10分

禁忌

【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.2】伝染性単核球症〔ペニシリン系抗生物質の投与で発疹が出現しやすい〕

効能・効果

<適応菌種>ピペラシリン感性のブドウ球菌属,レンサ球菌属,肺炎球菌,腸球菌属,大腸菌,シトロバクター属,肺炎桿菌,エンテロバクター属,セラチア属,プロテウス属,モルガネラ・モルガニー,プロビデンシア属,インフルエンザ菌,緑膿菌,バクテロイデス属,プレボテラ属(プレボテラ・ビビアを除く)。<適応症>敗血症,急性気管支炎,肺炎,肺膿瘍,膿胸,慢性呼吸器病変の二次感染,膀胱炎,腎盂腎炎,胆のう炎,胆管炎,バルトリン腺炎,子宮内感染,子宮付属器炎,子宮旁結合織炎,化膿性髄膜炎。

用法・用量

成人1日2~4g,2~4回分割静注又は筋注。難治性・重症感染症には,症状に応じ1回4gを1日4回まで増量して静注。小児1日50~125mg/kg,2~4回分割静注。難治性・重症感染症には,症状に応じ1日300mg/kgまで増量し,3回分割静注。1回量の上限4g。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】ショック,アナフィラキシー(呼吸困難,掻痒等)(各0.1%未満)〔[8.2,9.1.1参照]〕【11.1.2】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),急性汎発性発疹性膿疱症【11.1.3】急性腎障害,間質性腎炎等の重篤な腎障害〔[8.3参照]〕【11.1.4】汎血球減少症,無顆粒球症(0.1%未満),血小板減少(0.1%未満),溶血性貧血〔[8.4参照]〕【11.1.5】偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎〔腹痛,頻回の下痢が現れた場合には直ちに投与中止〕【11.1.6】間質性肺炎,PIE症候群〔発熱,咳嗽,呼吸困難,胸部X線異常,好酸球増多等を伴う間質性肺炎,PIE症候群等が発現。このような症状が現れた場合には投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与〕【11.1.7】横紋筋融解症〔筋肉痛,脱力感,CK上昇,血中及び尿中ミオグロビン上昇が現れた場合には投与中止。また,横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意〕【11.1.8】肝機能障害,黄疸(各0.1%未満)〔[8.4参照]〕

投与期間制限

なし

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