基本情報
最終更新日時:2023年7月18日12時9分

警告

血液障害,ショック等の重篤な副作用が起こることがあるので,他剤が無効又は使用できない場合のみ投与を考慮する〔[11.1.1,11.1.3参照]〕

禁忌

【2.1】本剤(成分)・サルファ剤に過敏症の既往歴【2.2】妊婦・妊娠の可能性〔[9.5参照]〕【2.3】低出生体重児,新生児〔[9.7参照]〕【2.4】グルコース-6-リン酸脱水素酵素(G-6PD)欠乏の者〔溶血を起こすおそれ〕

効能・効果

一般感染症:<適応菌種>スルファメトキサゾール/トリメトプリム感性の腸球菌属,大腸菌,赤痢菌,チフス菌,パラチフス菌,シトロバクター属,クレブシエラ属,エンテロバクター属,プロテウス属,モルガネラ・モルガニー,プロビデンシア・レットゲリ,インフルエンザ菌。<適応症>肺炎,慢性呼吸器病変の二次感染,複雑性膀胱炎,腎盂腎炎,感染性腸炎,腸チフス,パラチフス。ニューモシスチス肺炎の治療及び発症抑制:<適応菌種>ニューモシスチス・イロベチー。<適応症>ニューモシスチス肺炎,ニューモシスチス肺炎の発症抑制。

用法・用量

〔一般感染症〕1日4g,2回分割経口投与。年齢・症状により適宜増減。〔ニューモシスチス肺炎〕治療成人1日9~12g,3~4回分割経口投与。小児1日トリメトプリムとして15~20mg/kg,3~4回分割経口投与。年齢・症状により適宜増減。発症抑制成人1日1回1~2g,連日又は週3日経口投与。小児1日トリメトプリムとして4~8mg/kg,2回分割,連日又は週3日経口投与。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】再生不良性貧血,溶血性貧血,巨赤芽球性貧血,メトヘモグロビン血症,汎血球減少,無顆粒球症,血小板減少症〔[1.,8.4,9.1.1,9.1.3,10.2参照]〕【11.1.2】血栓性血小板減少性紫斑病(TTP),溶血性尿毒症症候群(HUS)〔TTP(主徴:血小板減少,破砕赤血球の出現を認める溶血性貧血,精神神経症状,発熱,腎機能障害),HUS(主徴:血小板減少,破砕赤血球の出現を認める溶血性貧血,急性腎障害)が発現。投与中止。血漿交換等を行う。[8.4参照]〕【11.1.3】ショック,アナフィラキシー〔初期症状:不快感,口内異常感,喘鳴,眩暈,便意,耳鳴,発汗,浮腫等。[1.,8.4参照]〕【11.1.4】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),多形紅斑〔[8.4参照]〕【11.1.5】薬剤性過敏症症候群〔初期症状として発疹,発熱がみられ,更に肝機能障害,リンパ節腫脹,白血球増加,好酸球増多,異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状が発現。なお,ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)等のウイルスの再活性化を伴うことが多く,投与中止後も発疹,発熱,肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意。[8.4参照]〕【11.1.6】急性膵炎〔[8.4参照]〕【11.1.7】偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎〔腹痛,頻回の下痢が現れた場合には直ちに投与中止。[8.4参照]〕【11.1.8】重度の肝障害〔[8.4,9.3参照]〕【11.1.9】急性腎障害,間質性腎炎〔[8.4,10.2参照]〕【11.1.10】無菌性髄膜炎,末梢神経炎〔[8.4参照]〕【11.1.11】間質性肺炎,PIE症候群〔発熱,咳嗽,呼吸困難,胸部X線異常,好酸球増多等。[8.4参照]〕【11.1.12】低血糖発作〔[8.4,10.2参照]〕【11.1.13】高カリウム血症,低ナトリウム血症〔これらの電解質異常が発現。異常が認められた場合には投与中止。電解質補正等を行う。特に本剤を高用量で投与する場合(ニューモシスチス肺炎の治療)は十分に注意。[8.4,10.2参照]〕【11.1.14】横紋筋融解症〔筋肉痛,脱力感,CK上昇,血中及び尿中ミオグロビン上昇等を特徴とする横紋筋融解症が発現。これに伴い急激に腎機能が悪化し,急性腎障害等の重篤な症状に至ることがある。[8.4参照]〕

投与期間制限

なし

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