基本情報
最終更新日時:2024年7月5日12時38分

警告

【1.1】ショック等の重篤な副作用が現れることがある〔[8.1-8.5,9.1.8,9.1.9,11.1.1-11.1.3参照]〕【1.2】本剤を脳・脊髄腔内に投与すると重篤な副作用が発現するおそれがあるので,脳槽・脊髄造影には使用しない〔[14.2.1参照]〕

禁忌

【2.1】ヨード又はヨード造影剤に過敏症の既往歴〔[8.1参照]〕【2.2】重篤な甲状腺疾患〔甲状腺内のヨード濃度が高くなり,甲状腺機能を変化させ症状を悪化させるおそれ。[9.1.14参照]〕

効能・効果

脳血管撮影,胸部血管撮影,腹部血管撮影,四肢血管撮影,デジタルX線撮影法による静脈性血管撮影,デジタルX線撮影法による動脈性血管撮影,コンピューター断層撮影における造影,静脈性尿路撮影。

用法・用量

脳血管撮影5~15mL。胸部血管撮影5~50mL。腹部血管撮影5~60mL。四肢血管撮影10~80mL。静脈性血管撮影10~50mL。動脈性血管撮影3~40mL。CTスキャンによる造影40~100mL。投与時,適宜点滴静注等。静脈性尿路撮影40~100mL。投与時,適宜点滴静注等。以上を1回量として使用。年齢・体重・症状・目的により適宜増減。総使用量250mLまで。

重大な副作用・国内1

I効能共通:【11.1.1】ショック〔ショック(遅発性を含む)により失神,意識消失,呼吸困難,呼吸停止,心停止等の症状が発現。また,軽度の過敏症状も重篤な症状に進展することがある。[1.1,8.1-8.5,9.1.8,9.1.9参照]〕【11.1.2】アナフィラキシー〔呼吸困難,咽・喉頭浮腫等のアナフィラキシー(遅発性を含む)が発現。[1.1,8.1-8.5,9.1.8,9.1.9,11.1.3参照]〕【11.1.3】アレルギー反応に伴う急性冠症候群〔[1.1,8.1-8.5,9.1.8,9.1.9,11.1.2,11.1.6参照]〕【11.1.4】肺水腫【11.1.5】急性呼吸窮迫症候群【11.1.6】心室細動,冠動脈攣縮【11.1.7】肝機能障害,黄疸〔AST,ALT,γ-GTP上昇等の肝機能障害,黄疸が発現。[9.3.1,9.3.2参照]〕【11.1.8】脳血管障害〔一過性あるいは永続性の脳循環不全(脳虚血)が発現〕【11.1.9】痙攣発作【11.1.10】意識障害,失神〔ショックを伴わない意識障害,失神が発現。検査終了後も意識レベル等の観察を十分に行う〕【11.1.11】腎不全〔急性腎障害(0.04%)が発現。[8.6,9.1.5,9.1.13,9.2.1,9.2.2参照]〕【11.1.12】血小板減少【11.1.13】皮膚障害〔皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),急性汎発性発疹性膿疱症が発現。発熱,紅斑,小膿疱,掻痒感,眼充血,口内炎等の症状が認められた場合には直ちに適切な処置を行う〕 II脳血管撮影:【11.1.14】麻痺 III脳血管撮影,胸部血管撮影,心臓血管撮影:【11.1.15】造影剤脳症〔本剤が脳血管外に漏出し,意識障害,麻痺,失語,皮質盲等の中枢神経症状が発現。投与量は必要最小限とする〕

投与期間制限

なし

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