基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時11分

警告

【1.1】ショック等の重篤な副作用が現れることがある〔[8.1-8.5,9.1.3,9.1.9,11.1.1,11.1.2参照]〕【1.2】本剤は尿路・血管用造影剤であり,脳・脊髄腔内に投与すると重篤な副作用が発現するおそれがあるので,脳槽・脊髄造影には使用しない

禁忌

【2.1】ヨード又はヨード造影剤に過敏症の既往歴〔[8.1参照]〕【2.2】重篤な甲状腺疾患〔ヨード過剰に対する自己調節メカニズムが機能できず,症状が悪化するおそれ。[9.1.14参照]〕

効能・効果

脳血管撮影,胸部血管撮影,腹部血管撮影,四肢血管撮影,デジタルX線撮影法による静脈性血管撮影,デジタルX線撮影法による動脈性血管撮影,コンピューター断層撮影における造影,静脈性尿路撮影。

用法・用量

脳血管撮影5~15mL。胸部血管撮影5~50mL。腹部血管撮影5~50mL。四肢血管撮影10~50mL。静脈性血管撮影20~40mL。動脈性血管撮影3~30mL。原液又は生理食塩液で2~4倍希釈。CTスキャンによる造影50~100mL。50mL以上は通常点滴静注。静脈性尿路撮影50~100mL。50mL以上は通常点滴静注。以上を1回量として使用。年齢・体重・症状・目的により適宜増減。複数回投与する場合の総投与量260mL。

重大な副作用・国内1

I効能共通:【11.1.1】ショック(遅発性を含む)〔ショック(遅発性を含む)により失神,意識消失,呼吸困難,呼吸停止,心停止等の症状が発現。また,軽度の過敏症状も重篤な症状に進展する場合がある。[1.1,8.1-8.5,9.1.3,9.1.9,17.1.1参照]〕【11.1.2】アナフィラキシー(遅発性を含む)〔呼吸困難,チアノーゼ,咽・喉頭浮腫,眼瞼浮腫,顔面浮腫,気管支喘息様発作等のアナフィラキシー(遅発性を含む)が発現。[1.1,8.1-8.5,9.1.3,9.1.9,17.1.1参照]〕【11.1.3】急性腎障害〔発見が遅れると慢性腎不全に移行することがある。[8.6,9.1.6,9.1.10,9.1.13,9.2.1,9.2.2参照]〕【11.1.4】肺水腫【11.1.5】痙攣発作〔発現した場合には,バルビタール等バルビツール酸誘導体又はジアゼパム等を投与〕【11.1.6】心室細動【11.1.7】血小板減少【11.1.8】肝機能障害,黄疸〔AST,ALT,ALP,LDH,γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害や黄疸が発現。[9.3.1,9.3.2参照]〕【11.1.9】ショックを伴わない意識障害,失神〔検査終了後も意識レベル等の観察を十分に行う〕【11.1.10】麻痺,せん妄,錯乱,健忘症等の精神神経系症状【11.1.11】脳血管障害【11.1.12】皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)等の皮膚障害 II脳血管撮影,胸部血管撮影,血管心臓撮影:【11.1.13】造影剤脳症〔本剤が脳血管外に漏出し,意識障害,麻痺,失語,皮質盲等の中枢神経症状が発現。投与量は必要最小限とする〕

投与期間制限

なし

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