フローラン
Flolan

剤型一覧

製造販売元

グラクソ・スミスクライン

一般的名称

エポプロステノールナトリウム専用溶解液
英語:epoprostenol sodium

販売名 / 薬価

静注用フローラン専用溶解液  / 1,227.0円

規格単位(薬価が適用される単位)

50mL1瓶

基本情報
最終更新日時:2024年5月8日13時27分

警告

【1.1】過度の血圧低下,低血圧性ショック,徐脈,意識喪失・意識障害等の重大な副作用が認められているので,本剤の投与は患者の状態を十分観察しながら行う【1.2】使用にあたっては,用法及び用量,用法及び用量に関連する注意を遵守する:(1.2.1)常に専用溶解液のみで溶解し,他の注射剤等と配合しない。他の注射剤,輸液等を併用投与する場合は,混合せず別の静脈ラインから投与する〔pHが低下し,安定性が損なわれ,本剤の有効成分の含量低下により投与量が不足する可能性。投与量の不足により十分な臨床効果が得られず,肺高血圧症状の悪化又は再発を来すおそれ。[14.1.1,14.2.1参照]〕 (1.2.2)外国で長期投与後の急激な中止により死亡に至った症例が報告されているので,本剤を休薬又は投与中止する場合は,徐々に減量する〔[11.参照]〕

禁忌

【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.2】右心不全の急性増悪時〔血管拡張作用によりその病態をさらに悪化させるので,カテコールアミンの投与等の処置を行い,状態が安定するまでは投与しない〕【2.3】重篤な左心機能障害〔血管拡張作用により,その病態をさらに悪化させるおそれ〕【2.4】重篤な低血圧〔血管拡張作用により,その病態をさらに悪化させるおそれ。[9.1.2参照]〕【2.5】用量設定期(投与開始時)に肺水腫が増悪した者〔[9.1.3,11.1.2参照]〕

効能・効果

静注用フローランの溶解に使用。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】ショック状態(2.9%)〔過度の血圧低下や過度の徐脈に引き続き,意識喪失等のショック状態,尿量減少が発現。減量又は投与中止に加え輸液,カテコールアミン,アトロピン硫酸塩水和物の投与を行う。[9.1.1参照]〕【11.1.2】肺水腫〔[2.5,9.1.3参照]〕【11.1.3】甲状腺機能亢進症〔[8.3参照]〕【11.1.4】血小板減少(8.6%)〔[8.4参照]〕

投与期間制限

なし

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