オルダミン
OLDAMIN

剤型一覧

  • オルダミン注射用1g

製造販売元

富士化学工業

発売・販売元

武田薬品工業 あすか製薬

一般的名称

モノエタノールアミンオレイン酸塩注射液
英語:monoethanolamine oleate

販売名 / 薬価

オルダミン注射用1g  / 15,313.0円

規格単位(薬価が適用される単位)

10%10g1瓶

基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時9分

警告

ときにショック等の重篤な副作用が現れることがある〔[2.1,8.2,11.1.1参照]〕

禁忌

【2.1】ショックあるいは前ショック状態〔副作用としてショックが報告されており,症状がさらに悪化するおそれ。[1.,8.2,11.1.1参照]〕【2.2】多臓器障害あるいは播種性血管内凝固症候群(DIC)状態〔副作用としてDICが報告されており,症状がさらに悪化するおそれ。[8.4,11.1.3参照]〕【2.3】胃潰瘍出血,十二指腸潰瘍出血又は胃びらん出血〔出血をさらに助長させるおそれ〕【2.4】経内視鏡的食道静脈瘤硬化療法に際し,内視鏡検査が危険と判断される者〔全身衰弱状態,心肺機能低下等の者では内視鏡の挿入操作により症状がさらに悪化するおそれ〕【2.5】心肺に重篤な合併症を有する者〔心肺機能の悪化のおそれ〕【2.6】腎に重篤な合併症を有する者〔[9.2.1,11.1.2,13.1,13.2参照]〕【2.7】本剤(成分)に過敏症の既往歴

効能・効果

食道静脈瘤出血の止血,食道静脈瘤の硬化退縮。胃静脈瘤の退縮。

用法・用量

食道静脈瘤出血の止血,食道静脈瘤の硬化退縮経内視鏡的食道静脈瘤硬化療法に使用。1瓶に10mLの注射用水又は血管造影用X線造影剤を加えて5%溶液に調製。静脈瘤1条あたり1~5mLを食道静脈瘤内に注入。状態・病態により適宜増減。1内視鏡治療あたりの総注入量20mL以内。胃静脈瘤の退縮バルーン閉塞下逆行性経静脈的塞栓術に使用。1瓶に10mLの血管造影用X線造影剤を加えて5%溶液に調製。1治療あたり0.4mL/kg以内を胃静脈瘤内に注入。1治療あたりの総注入量30mL以内。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】ショック(0.1%未満)〔[1.,2.1,8.2参照]〕【11.1.2】急性腎障害(0.1%未満)〔本剤の内皮細胞傷害作用により溶血が現れ,急性腎障害が発現。本剤投与後に血尿等の溶血を示唆する所見が認められた場合には,直ちに適切な処置を行う。また,定期的に血液検査などを行う。[2.6,9.2.1,9.2.2,13.1,13.2参照]〕【11.1.3】播種性血管内凝固症候群(DIC)(0.1%未満)〔[2.2,8.4参照]〕【11.1.4】肝性昏睡〔定期的に血液検査などを行う〕【11.1.5】重篤な血栓症〔門脈血栓(1%未満),肺梗塞,脳血管障害が発現。投与に際しては本剤の標的とする部位以外への流出に注意〕【11.1.6】食道穿孔〔食道静脈瘤出血の止血及び食道静脈瘤の硬化退縮を目的として本剤を使用する場合には,食道穿孔が発現。食道静脈瘤外注入とならないよう注意。[8.5,14.2.3参照]〕【11.1.7】胃潰瘍(0.1%未満)〔重篤な胃潰瘍(巨大胃潰瘍)が発現〕【11.1.8】急性呼吸窮迫症候群,肺水腫〔急速に進行する呼吸困難,低酸素血症,胸部X線による両側性びまん性肺浸潤陰影が認められた場合には,呼吸管理,循環管理等を行う〕

投与期間制限

なし

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