ベンリスタ
Benlysta

剤型一覧

製造販売元

グラクソ・スミスクライン

一般的名称

ベリムマブ(遺伝子組換え)注射用
英語:belimumab(genetical recombination)

販売名 / 薬価

ベンリスタ点滴静注用120mg  / 16,616.0円

規格単位(薬価が適用される単位)

120mg1瓶

基本情報
最終更新日時:2024年8月7日14時23分

警告

【1.1】本剤は,肺炎,敗血症,結核等の感染症を含む緊急時に十分に措置できる医療施設において,本剤についての十分な知識と全身性エリテマトーデス治療の十分な知識・経験をもつ医師のもとで,本剤による治療の有益性が危険性を上回ると判断される症例のみに使用する。本剤は感染症のリスクを増大させる可能性があり,また結核の既往歴を有する患者では結核を活動化させる可能性がある。また,本剤との関連性は明らかではないが,悪性腫瘍の発現も報告されている。治療開始に先立ち,本剤が疾病を完治させる薬剤でないことも含め,本剤の有効性及び危険性を患者に十分説明し,患者が理解したことを確認した上で,治療を開始する〔[11.1.2参照]〕【1.2】重篤な感染症:敗血症,肺炎,真菌感染症を含む日和見感染症等の致死的な感染症が報告されているため,十分な観察を行うなど感染症の発現に注意し,本剤投与後に感染症の徴候又は症状が現れた場合には,速やかに担当医に連絡するよう患者を指導する〔[8.2,9.1.1,11.1.2参照]〕【1.3】全身性エリテマトーデス患者では,本剤の治療を行う前に,ステロイド,免疫抑制薬等の全身性エリテマトーデス治療薬の使用を十分勘案する

禁忌

【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.2】重篤な感染症〔症状を悪化させるおそれ〕【2.3】活動性結核〔症状を悪化させるおそれ。[8.3参照]〕

効能・効果

既存治療で効果不十分な全身性エリテマトーデス。

用法・用量

成人・5歳以上の小児1回10mg/kg,初回,2週後,4週後に点滴静注。以後4週間間隔で投与。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】重篤な過敏症(0.6%)〔ショック,アナフィラキシー(血圧低下,蕁麻疹,血管性浮腫,呼吸困難等)等の重篤な過敏症が発現。また,これらの症状が遅れて現れることがあり,この遅発性の反応には,発疹,悪心,疲労,筋肉痛,頭痛及び顔面浮腫等を含むこともある。[8.1参照]〕【11.1.2】感染症(19.6%)〔肺炎,敗血症,結核等の重篤な感染症が発現。[1.1,1.2,8.2,9.1.1,9.1.2参照]〕【11.1.3】進行性多巣性白質脳症(PML)〔本剤の治療期間中及び治療終了後は患者の状態を十分に観察し,意識障害,認知障害,麻痺症状(片麻痺,四肢麻痺),言語障害等の症状が現れた場合は,MRIによる画像診断及び脳脊髄液検査を行うとともに,投与中止〕【11.1.4】間質性肺炎(0.1%)〔発熱,咳嗽,呼吸困難等の呼吸器症状に十分に注意。異常が認められた場合には,速やかに胸部X線検査,胸部CT検査及び血液ガス検査等を実施。投与中止するとともにニューモシスティス肺炎との鑑別診断(β-Dグルカンの測定等)を考慮。[9.1.5参照]〕【11.1.5】うつ病(0.1%),自殺念慮,自殺企図〔[8.7,9.1.4参照]〕

投与期間制限

なし

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