エビリファイ
ABILIFY

剤型一覧

製造販売元

大塚製薬

一般的名称

アリピプラゾール錠
英語:aripiprazole

販売名 / 薬価

エビリファイ錠12mg  / 139.0円

規格単位(薬価が適用される単位)

12mg1錠

基本情報
最終更新日時:2024年11月7日16時51分

警告

【1.1】糖尿病性ケトアシドーシス,糖尿病性昏睡等の死亡に至ることもある重大な副作用が発現するおそれがあるので,本剤投与中は高血糖の徴候・症状に注意する。特に,糖尿病又はその既往歴もしくはその危険因子を有する患者には,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合のみ投与することとし,投与にあたっては,血糖値の測定等の観察を十分に行う〔[1.2,8.2,8.4,9.1.3,11.1.6参照]〕【1.2】投与にあたっては,あらかじめ前記副作用が発現する場合があることを,患者及びその家族に十分に説明し,口渇,多飲,多尿,頻尿,多食,脱力感等の異常に注意し,このような症状が現れた場合には,直ちに投与を中断し,医師の診察を受けるよう,指導する〔[1.1,8.2,8.4,9.1.3,11.1.6参照]〕

禁忌

【2.1】昏睡状態〔昏睡状態を悪化させるおそれ〕【2.2】バルビツール酸誘導体・麻酔剤等の中枢神経抑制剤の強い影響下〔中枢神経抑制作用が増強されるおそれ〕【2.3】アドレナリンを投与中(アドレナリンをアナフィラキシーの救急治療,又は歯科領域における浸潤麻酔もしくは伝達麻酔に使用する場合を除く)〔[10.1参照]〕【2.4】本剤(成分)に過敏症の既往歴

併用禁忌

【10.1】アドレナリン(アナフィラキシーの救急治療,又は歯科領域における浸潤麻酔もしくは伝達麻酔に使用する場合を除く)<ボスミン>〔[2.3参照]〕〔アドレナリンの作用を逆転させ,血圧降下を起こすおそれ/アドレナリンはアドレナリン作動性α,β受容体の刺激剤であり,本剤のα受容体遮断作用によりβ受容体刺激作用が優位となり,血圧降下作用が増強される〕

効能・効果

統合失調症。双極性障害における躁症状の改善。うつ病・うつ状態(既存治療で十分な効果が認められない場合に限る)。小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性。

効能・効果に関連する使用上の注意

小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性:原則として6~18歳未満の患者に使用。

用法・用量

統合失調症1日6~12mgを開始量,1日6~24mgを維持量とし,1~2回分割経口投与。1日量30mgまで。年齢・症状により適宜増減。双極性障害における躁症状の改善1日1回12~24mg,経口投与。開始量は24mg。1日量30mgまで。年齢・症状により適宜増減。うつ病・うつ状態1日1回3mg,経口投与。増量幅は1日3mg。1日量15mgまで。年齢・症状により適宜増減。小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性1日1回,1mgを開始量,1~15mgを維持量とし経口投与。増量幅は1日最大3mg。1日量15mgまで。症状により適宜増減。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】悪性症候群(0.1%)〔無動緘黙,強度の筋強剛,嚥下困難,頻脈,血圧の変動,発汗等が発現し,それにひきつづき発熱がみられる場合は投与中止。体冷却,水分補給等の全身管理を行う。本症発症時には,白血球の増加や血清CKの上昇がみられることが多く,また,ミオグロビン尿を伴う腎機能低下がみられることがある。なお,高熱が持続し,意識障害,呼吸困難,循環虚脱,脱水症状,急性腎障害へと移行し,死亡することがある〕【11.1.2】遅発性ジスキネジア(0.1%)〔長期投与により,口周部等の不随意運動が発現。減量又は投与中止を考慮。なお,投与中止後も症状が持続することがある〕【11.1.3】麻痺性イレウス(0.1%)〔腸管麻痺(食欲不振,悪心・嘔吐,著しい便秘,腹部の膨満あるいは弛緩及び腸内容物のうっ滞等の症状)をきたし,麻痺性イレウスに移行することがある。腸管麻痺が現れた場合には投与中止〕【11.1.4】アナフィラキシー【11.1.5】横紋筋融解症(0.1%)〔CK上昇,血中及び尿中ミオグロビンの上昇等に注意〕【11.1.6】糖尿病性ケトアシドーシス,糖尿病性昏睡〔本剤投与中は口渇,多飲,多尿,頻尿,多食,脱力感等の症状の発現に注意するとともに,血糖値の測定を行う。異常が認められた場合には,インスリン製剤を投与。死亡に至るなどの致命的な経過をたどった症例が報告。[1.1,1.2,8.2,8.4,9.1.3参照]〕【11.1.7】低血糖〔脱力感,倦怠感,冷汗,振戦,傾眠,意識障害等の低血糖症状が認められた場合には投与中止。[8.3,8.4参照]〕【11.1.8】痙攣(0.4%)【11.1.9】無顆粒球症,白血球減少(0.1%)【11.1.10】肺塞栓症,深部静脈血栓症〔肺塞栓症,静脈血栓症等の血栓塞栓症が報告。息切れ,胸痛,四肢の疼痛,浮腫等が認められた場合には投与中止。[9.1.4参照]〕【11.1.11】肝機能障害〔AST,ALT,γ-GTP,ALPの上昇等を伴う肝機能障害が発現。[9.3参照]〕

投与期間制限

なし

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