基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時9分

禁忌

【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.2】デスモプレシン酢酸塩水和物(男性における夜間多尿による夜間頻尿)を投与中〔[10.1参照]〕【2.3】免疫抑制が生じる量の本剤を投与中の者には生ワクチン又は弱毒生ワクチンを接種しない〔[10.1参照]〕

併用禁忌

【10.1】1)生ワクチン又は弱毒生ワクチン(乾燥弱毒生麻しんワクチン,乾燥弱毒生風しんワクチン,乾燥BCGワクチン等)〔[2.3参照]〕〔ワクチン株の異常増殖又は毒性の復帰が現れるおそれ/免疫抑制が生じる量の副腎皮質ホルモン剤の投与を受けている者〕2)デスモプレシン酢酸塩水和物<ミニリンメルト>(男性における夜間多尿による夜間頻尿)〔[2.2参照]〕〔低ナトリウム血症が発現するおそれ/機序不明〕

効能・効果

用法・用量

1日4~48mg,1~4回分割経口投与。年齢・症状により適宜増減。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】感染症〔ウイルス,細菌,真菌,原虫,寄生虫等による感染症の誘発又は徴候の隠蔽,感染症の悪化等が発現。これらの感染症の発現頻度は,副腎皮質ホルモン剤を増量すると高くなるとの報告。抗菌剤等による適切な処置を行う。[8.2,9.1.1,9.1.2参照]〕【11.1.2】続発性副腎皮質機能不全〔異常が認められた場合には直ちに再投与又は増量〕【11.1.3】骨粗鬆症,骨頭無菌性壊死〔脊椎圧迫骨折,病的骨折が発現。また,大腿骨及び上腕骨等の骨頭無菌性壊死が発現。疼痛等の症状の観察を十分に行い,異常が認められた場合にはMRI等の検査を実施。投与中止。[9.1.4参照]〕【11.1.4】胃腸穿孔,消化管出血,消化性潰瘍〔便潜血のチェック等の観察を十分に行う。[9.1.1参照]〕【11.1.5】ミオパチー〔連用によりミオパチーが発現。筋力低下等の観察を十分に行う〕【11.1.6】血栓症〔[9.1.1参照]〕【11.1.7】心筋梗塞,脳梗塞,動脈瘤〔長期投与を行う場合には,観察を十分に行う〕【11.1.8】頭蓋内圧亢進,痙攣【11.1.9】精神変調,うつ状態〔[9.1.1参照]〕【11.1.10】糖尿病〔[9.1.3参照]〕【11.1.11】緑内障,後嚢白内障,中心性漿液性脈絡網膜症,多発性後極部網膜色素上皮症〔連用により眼圧上昇,緑内障,後嚢白内障(症状:眼のかすみ),中心性漿液性脈絡網膜症・多発性後極部網膜色素上皮症(症状:視力の低下,ものがゆがんで見えたり小さく見えたり,視野の中心がゆがんで見えにくくなる。中心性漿液性脈絡網膜症では限局性の網膜剥離がみられ,進行すると広範な網膜剥離を生じる多発性後極部網膜色素上皮症となる)を来すことがある。[8.3,9.1.1参照]〕【11.1.12】心破裂〔急性心筋梗塞を起こした患者で,心破裂が現れたとの報告。[9.1.1参照]〕【11.1.13】うっ血性心不全〔異常が認められた場合には心電図等の検査を実施。投与中止。[9.1.5参照]〕【11.1.14】食道炎【11.1.15】カポジ肉腫【11.1.16】腱断裂〔アキレス腱等の腱断裂が現れたとの報告〕【11.1.17】アナフィラキシー〔呼吸困難,全身潮紅,血管浮腫,蕁麻疹等の観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与中止。血圧の維持,体液の補充管理,気道の確保を行う〕【11.1.18】腫瘍崩壊症候群〔リンパ系腫瘍を有する患者に投与した場合,腫瘍崩壊症候群が発現。適切な処置(生理食塩液,高尿酸血症治療剤等の投与,透析等)を行う。[8.4参照]〕

投与期間制限

なし

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