ポテリジオ
POTELIGEO

剤型一覧

  • ポテリジオ点滴静注20mg

製造販売元

協和キリン

一般的名称

モガムリズマブ(遺伝子組換え)注射液
英語:mogamulizumab(genetical recombination)

販売名 / 薬価

ポテリジオ点滴静注20mg  / 171,219.0円

規格単位(薬価が適用される単位)

20mg5mL1瓶

皮膚T細胞性リンパ腫(注射)の関連薬剤

基本情報
最終更新日時:2022年10月4日13時28分

警告

【1.1】本剤は,緊急時に十分に対応できる医療施設において,造血器悪性腫瘍の治療に対して,十分な知識・経験を持つ医師のもとで,本剤の使用が適切と判断される患者にのみ投与する。また,治療開始に先立ち,患者又はその家族に有効性及び危険性を十分に説明し,同意を得てから投与を開始する【1.2】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)等の全身症状を伴う重度の皮膚障害が報告されていることから,本剤投与開始時より皮膚科と連携の上,治療を行う。また,次の事項に注意する〔[11.1.2参照]〕:1)重度の皮膚障害が本剤投与中だけではなく,投与終了後数週間以降も発現することが報告されているため,観察を十分に行う2)皮膚障害発現早期から適切な処置(副腎皮質ホルモン剤,抗アレルギー剤,抗ヒスタミン剤の使用等)を行う。重度の皮膚障害が発現した場合には投与を中止し,適切な処置を行う

禁忌

本剤(成分)に過敏症の既往歴

効能・効果

CCR4陽性の成人T細胞白血病リンパ腫。再発又は難治性のCCR4陽性の末梢性T細胞リンパ腫。再発又は難治性の皮膚T細胞性リンパ腫。

効能・効果に関連する使用上の注意

CCR4陽性の成人T細胞白血病リンパ腫,再発又は難治性のCCR4陽性の末梢性T細胞リンパ腫:CCR4抗原は陽性であることが確認されている患者のみに投与。

用法・用量

〔成人T細胞白血病リンパ腫〕1回1mg/kg,1週間間隔で8回,点滴静注。他の抗悪性腫瘍剤と併用する場合,1回1mg/kg,2週間間隔で8回,点滴静注。化学療法未治療例には他の抗悪性腫瘍剤と併用。〔末梢性T細胞リンパ腫〕1回1mg/kg,1週間間隔で8回,点滴静注。〔皮膚T細胞性リンパ腫〕1回1mg/kg,1週間間隔で5回,点滴静注。その後2週間間隔で点滴静注。

用法・用量に関連する使用上の注意

投与30分前に抗ヒスタミン剤,解熱鎮痛剤,副腎皮質ホルモン剤等の前投与を行う。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】Infusion reaction(単:40.9%,併:44.8%)〔発熱,悪寒,頻脈,血圧上昇,悪心,低酸素血症,嘔吐等が発現。重度のInfusion reactionを認めた場合は直ちに投与中断。適切な処置(酸素吸入,昇圧剤,解熱鎮痛剤,副腎皮質ホルモン剤の投与等)を行う。また,異常が認められた場合には,全ての徴候及び症状が完全に回復するまで患者の状態を十分に観察。[7.1,8.1参照]〕【11.1.2】重度の皮膚障害(中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(単:0.4%),薬疹(単:3%),発疹(単:1.9%,併:3.4%),丘疹性皮疹(単:0.4%,併:20.7%),紅斑性皮疹(単:0.4%,併:6.9%)等)〔本剤投与中又は投与終了後に発現。皮膚障害発現早期から適切な処置(副腎皮質ホルモン剤,抗アレルギー剤,抗ヒスタミン剤の使用等)を行う。[1.2参照]〕【11.1.3】感染症(単:23.9%,併:58.6%)〔細菌,真菌又はウイルスによる感染症が発現。重篤な感染症として帯状疱疹が報告。本剤の治療期間中及び治療終了後は患者の状態を十分に観察し,異常が認められた場合は投与中止。[9.1.1参照]〕【11.1.4】B型肝炎ウイルスによる劇症肝炎,肝炎(単:0.4%)〔異常が認められた場合は,直ちに抗ウイルス剤を投与。[8.2,9.1.4参照]〕【11.1.5】腫瘍崩壊症候群(単:1.1%,併:20.7%)〔異常が認められた場合は直ちに投与中断。適切な処置(生理食塩液,高尿酸血症治療剤等の投与,透析等)を行う。[8.5参照]〕【11.1.6】重度の血液毒性〔リンパ球減少(単:71.3%,併:96.6%),白血球減少(単:5.7%,併:100%),好中球減少(単:5.7%,併:100%),血小板減少(単:2.3%,併:89.7%),発熱性好中球減少症(単:0.8%,併:89.7%),貧血(単:1.1%,併:96.6%)及びヘモグロビン減少(単:0.4%)が発現。[8.3,8.4,9.1.1,9.1.3参照]〕【11.1.7】肝機能障害〔ALT上昇(単:12.9%,併:37.9%),AST上昇(単:10.6%,併:27.6%),ALP上昇(単:9.1%,併:17.2%),LDH上昇(単:5.3%,併:24.1%),高ビリルビン血症(単:2.7%,併:13.8%),γ-GTP上昇(単:1.9%,併:6.9%)及び肝機能異常(単:0.8%,併:13.8%)等を伴う肝機能障害が発現。[8.6参照]〕【11.1.8】間質性肺疾患〔間質性肺炎(単:0.4%,併:10.3%),肺臓炎(単:0.4%,併:3.4%)等が発現。咳嗽,呼吸困難,発熱等の臨床症状を十分に観察し,異常が認められた場合は,胸部X線,胸部CT等の検査を実施。間質性肺疾患が疑われた場合には投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与〕【11.1.9】高血糖(単:2.3%,併:37.9%)発現頻度は単:単独投与時,併:併用投与時を表す

投与期間制限

なし

皮膚T細胞性リンパ腫(注射)の関連薬剤

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