ボノサップ
VONOSAP

剤型一覧

製造販売元

武田薬品工業

一般的名称

ボノプラザンフマル酸塩・アモキシシリン水和物・クラリスロマイシンシート
英語:vonoprazan fumarate, amoxicillin hydrate, clarithromycin

販売名 / 薬価

ボノサップパック400  / 492.4円

規格単位(薬価が適用される単位)

1シート

基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時11分

禁忌

【2.1】本製品に包装されている各製剤の成分に過敏症の既往歴【2.2】アタザナビル硫酸塩,リルピビリン塩酸塩,ピモジド,エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン,ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩,スボレキサント,ロミタピドメシル酸塩,タダラフィル<アドシルカ>,チカグレロル,イブルチニブ,イバブラジン塩酸塩,ベネトクラクス(再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の用量漸増期),ルラシドン塩酸塩,アナモレリン塩酸塩,フィネレノン,イサブコナゾニウム硫酸塩を投与中〔[10.1参照]〕【2.3】肝臓又は腎臓に障害のある者で,コルヒチンを投与中〔[9.2.1,9.3.1,10.2参照]〕【2.4】伝染性単核症〔アモキシシリン水和物で紅斑性丘疹の発現頻度が高い〕【2.5】高度の腎障害〔[9.2.2参照]〕

併用禁忌

【10.1】<ボノプラザンフマル酸塩>1)アタザナビル硫酸塩<レイアタッツ>〔[2.2参照]〕〔アタザナビル硫酸塩の作用が減弱するおそれ/ボノプラザンの胃酸分泌抑制作用により胃内pHが上昇し,アタザナビル硫酸塩の溶解性が低下,アタザナビルの血中濃度が低下する〕2)リルピビリン塩酸塩<エジュラント>〔[2.2参照]〕〔リルピビリン塩酸塩の作用を減弱するおそれ/ボノプラザンの胃酸分泌抑制作用によりリルピビリン塩酸塩の吸収が低下し,リルピビリンの血中濃度が低下する〕 <クラリスロマイシン>1)ピモジド<オーラップ>〔[2.2参照]〕〔QT延長,心室性不整脈(torsade de pointesを含む)等の心血管系副作用の報告/クラリスロマイシンのCYP3Aに対する阻害作用により,併用薬の代謝が阻害され,併用薬の血中濃度が上昇する可能性〕2)エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン<クリアミン>,ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩〔[2.2参照]〕〔血管攣縮等の重篤な副作用を起こすおそれ/クラリスロマイシンのCYP3Aに対する阻害作用により,併用薬の代謝が阻害され,併用薬の血中濃度が上昇する可能性〕3)スボレキサント<ベルソムラ>〔[2.2参照]〕〔スボレキサントの血漿中濃度が顕著に上昇し,その作用が著しく増強するおそれ/クラリスロマイシンのCYP3Aに対する阻害作用により,併用薬の代謝が阻害され,併用薬の血中濃度が上昇する可能性〕4)ロミタピドメシル酸塩<ジャクスタピッド>〔[2.2参照]〕〔ロミタピドメシル酸塩の血中濃度が著しく上昇するおそれ/クラリスロマイシンのCYP3Aに対する阻害作用により,併用薬の代謝が阻害され,併用薬の血中濃度が上昇する可能性〕5)タダラフィル<アドシルカ>〔[2.2参照]〕〔タダラフィルのクリアランスが高度に減少し,その作用が増強するおそれ/クラリスロマイシンのCYP3Aに対する阻害作用により,併用薬の代謝が阻害され,併用薬の血中濃度が上昇する可能性〕6)チカグレロル<ブリリンタ>〔[2.2参照]〕〔チカグレロルの血漿中濃度が著しく上昇するおそれ/クラリスロマイシンのCYP3Aに対する阻害作用により,併用薬の代謝が阻害され,併用薬の血中濃度が上昇する可能性〕7)イブルチニブ<イムブルビカ>〔[2.2参照]〕〔イブルチニブの血中濃度が上昇し,その作用が増強するおそれ/クラリスロマイシンのCYP3Aに対する阻害作用により,併用薬の代謝が阻害され,併用薬の血中濃度が上昇する可能性〕8)イバブラジン塩酸塩<コララン>〔[2.2参照]〕〔過度の徐脈が現れるおそれ/クラリスロマイシンのCYP3Aに対する阻害作用により,併用薬の代謝が阻害され,併用薬の血中濃度が上昇する可能性〕9)ベネトクラクス(再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の用量漸増期)<ベネクレクスタ>〔[2.2参照]〕〔腫瘍崩壊症候群の発現が増強するおそれ/クラリスロマイシンのCYP3Aに対する阻害作用により,併用薬の代謝が阻害され,併用薬の血中濃度が上昇する可能性〕10)ルラシドン塩酸塩<ラツーダ>〔[2.2参照]〕〔ルラシドン塩酸塩の血中濃度が上昇し,作用が増強するおそれ/クラリスロマイシンのCYP3Aに対する阻害作用により,併用薬の代謝が阻害され,併用薬の血中濃度が上昇する可能性〕11)アナモレリン塩酸塩<エドルミズ>〔[2.2参照]〕〔アナモレリン塩酸塩の血中濃度が上昇し,副作用の発現が増強するおそれ/クラリスロマイシンのCYP3Aに対する阻害作用により,併用薬の代謝が阻害され,併用薬の血中濃度が上昇する可能性〕12)フィネレノン<ケレンディア>〔[2.2参照]〕〔フィネレノンの血中濃度が著しく上昇するおそれ/クラリスロマイシンのCYP3Aに対する阻害作用により,併用薬の代謝が阻害され,併用薬の血中濃度が上昇〕13)イサブコナゾニウム硫酸塩<クレセンバ>〔[2.2参照]〕〔イサブコナゾールの血中濃度が上昇し作用が増強するおそれ/クラリスロマイシンのCYP3Aに対する阻害作用により,併用薬の代謝が阻害され,併用薬の血中濃度が上昇〕

効能・効果

<適応菌種>アモキシシリン,クラリスロマイシン感性のヘリコバクター・ピロリ。<適応症>胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃MALTリンパ腫・特発性血小板減少性紫斑病・早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃におけるヘリコバクター・ピロリ感染症,ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎。

用法・用量

ボノプラザン1回20mg,アモキシシリン水和物1回750mg,クラリスロマイシン1回200mgの3剤を同時に1日2回,7日間経口投与。クラリスロマイシンは必要により適宜増量可。ただし,1回400mg,1日2回まで。

重大な副作用・国内1

Iボノプラザンフマル酸塩:【11.1.1】ショック,アナフィラキシー【11.1.2】汎血球減少,無顆粒球症,白血球減少,血小板減少【11.1.3】肝機能障害【11.1.4】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),多形紅斑 IIアモキシシリン水和物:【11.1.5】ショック,アナフィラキシー(各0.1%未満)〔不快感,口内異常感,眩暈,便意,耳鳴,発汗,喘鳴,呼吸困難,血管浮腫,全身の潮紅・蕁麻疹等の異常が認められた場合には投与中止。[8.2参照]〕【11.1.6】アレルギー反応に伴う急性冠症候群〔[8.2参照]〕【11.1.7】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(各0.1%未満),多形紅斑,急性汎発性発疹性膿疱症,紅皮症(剥脱性皮膚炎)〔発熱,頭痛,関節痛,皮膚や粘膜の紅斑・水疱,膿疱,皮膚の緊張感・灼熱感・疼痛等の異常が認められた場合には投与中止〕【11.1.8】急性腎障害等の重篤な腎障害(0.1%未満)〔[8.3参照]〕【11.1.9】顆粒球減少(0.1%未満),血小板減少〔[8.4参照]〕【11.1.10】偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎(0.1%未満)〔腹痛,頻回の下痢が現れた場合には直ちに投与中止〕【11.1.11】肝機能障害,黄疸(各0.1%未満)〔AST,ALTの上昇等を伴う肝機能障害,黄疸が発現〕【11.1.12】間質性肺炎,好酸球性肺炎〔咳嗽,呼吸困難,発熱等が認められた場合には,速やかに胸部X線,胸部CT等の検査を実施。間質性肺炎,好酸球性肺炎が疑われた場合には投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与〕【11.1.13】無菌性髄膜炎〔項部硬直,発熱,頭痛,悪心・嘔吐あるいは意識混濁等を伴う無菌性髄膜炎が発現〕 IIIクラリスロマイシン:【11.1.14】ショック,アナフィラキシー〔呼吸困難,痙攣,発赤等が発現〕【11.1.15】QT延長,心室頻拍(torsade de pointesを含む),心室細動〔QT延長等の心疾患のある患者,低カリウム血症のある患者においては特に注意。[9.1.5参照]〕【11.1.16】劇症肝炎,肝機能障害,黄疸,肝不全〔劇症肝炎,AST,ALT,γ-GTP,LDH,ALPの上昇等を伴う肝機能障害,黄疸,肝不全が発現。[9.3参照]〕【11.1.17】血小板減少,汎血球減少,溶血性貧血,白血球減少,無顆粒球症〔[8.5参照]〕【11.1.18】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),多形紅斑〔投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与〕【11.1.19】PIE症候群・間質性肺炎〔発熱,咳嗽,呼吸困難,胸部X線異常,好酸球増多等が発現。投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与〕【11.1.20】偽膜性大腸炎,出血性大腸炎〔偽膜性大腸炎,出血性大腸炎等の重篤な大腸炎が発現。腹痛,頻回の下痢が現れた場合には投与中止〕【11.1.21】横紋筋融解症〔筋肉痛,脱力感,CK上昇,血中及び尿中ミオグロビン上昇が発現。横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意〕【11.1.22】痙攣〔痙攣(強直間代性,ミオクロヌス,意識消失発作等)が発現〕【11.1.23】急性腎障害,尿細管間質性腎炎〔乏尿等の症状や血中クレアチニン値上昇等の腎機能低下所見が認められた場合には投与中止〕【11.1.24】IgA血管炎【11.1.25】薬剤性過敏症症候群〔初期症状として発疹,発熱がみられ,さらに肝機能障害,リンパ節腫脹,白血球増加,好酸球増多,異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状が発現。投与中止後も発疹,発熱,肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意〕

投与期間制限

なし

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