アレビアチン
ALEVIATIN

剤型一覧

  • アレビアチン注250mg

製造販売元

住友ファーマ

一般的名称

フェニトインナトリウム注射液
英語:phenytoin,- sodium

販売名 / 薬価

アレビアチン注250mg  / 123.0円

規格単位(薬価が適用される単位)

5%5mL1管

基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時8分

禁忌

【2.1】本剤(成分)・ヒダントイン系化合物に過敏症【2.2】洞性徐脈,高度の刺激伝導障害〔[11.1.7参照]〕【2.3】タダラフィル(肺高血圧症を適応とする場合),マシテンタン,エルバスビル,グラゾプレビル,チカグレロル,アルテメテル・ルメファントリン,ダルナビル・コビシスタット,ドラビリン,ルラシドン,リルピビリン,イサブコナゾニウム硫酸塩,ミフェプリストン・ミソプロストール,ニルマトレルビル・リトナビル,リルピビリン・テノホビル アラフェナミド・エムトリシタビン,ビクテグラビル・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド,エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド,ダルナビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド,ソホスブビル・ベルパタスビル,ソホスブビル,レジパスビル・ソホスブビル,ドルテグラビル・リルピビリン,カボテグラビル,レナカパビルナトリウムを投与中〔[10.1参照]〕

併用禁忌

【10.1】1)タダラフィル(肺高血圧症を適応とする場合)<アドシルカ>,マシテンタン<オプスミット>,チカグレロル<ブリリンタ>,アルテメテル・ルメファントリン<リアメット配合錠>,ダルナビル・コビシスタット<プレジコビックス配合錠>,ドラビリン<ピフェルトロ>,ルラシドン<ラツーダ>,リルピビリン<エジュラント>,イサブコナゾニウム<クレセンバ>,エンシトレルビル<ゾコーバ>,ニルマトレルビル・リトナビル<パキロビッド>〔[2.3参照]〕〔これらの薬剤の代謝が促進され,血中濃度が低下するおそれ/本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導による〕2)ミフェプリストン・ミソプロストール<メフィーゴ>〔[2.3参照]〕〔ミフェプリストンの血中濃度が低下し,効果が減弱するおそれ。本剤を中止してミフェプリストンを用いる場合は本剤の影響がなくなるまで投与しない/本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導による〕3)リルピビリン・テノホビル アラフェナミド・エムトリシタビン<オデフシィ配合錠>〔[2.3参照]〕〔リルピビリン及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するおそれ/本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)及びP糖蛋白誘導による〕4)ビクテグラビル・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド<ビクタルビ配合錠>〔[2.3参照]〕〔ビクテグラビル及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するおそれ/本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)及びP糖蛋白誘導による〕5)ダルナビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド<シムツーザ配合錠>〔[2.3参照]〕〔ダルナビル,コビシスタット及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するおそれ/本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)及びP糖蛋白誘導による〕6)エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド<ゲンボイヤ配合錠>〔[2.3参照]〕〔エルビテグラビル,コビシスタット及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するおそれ/本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)及びP糖蛋白誘導による〕7)ソホスブビル・ベルパタスビル<エプクルーサ配合錠>〔[2.3参照]〕〔ソホスブビル及びベルパタスビルの血中濃度が低下するおそれ/本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)及びP糖蛋白誘導による〕8)ソホスブビル<ソバルディ>,レジパスビル・ソホスブビル<ハーボニー配合錠>〔[2.3参照]〕〔これらの薬剤の血中濃度が低下するおそれ/本剤のP糖蛋白誘導による〕9)ドルテグラビル・リルピビリン<ジャルカ配合錠>〔[2.3参照]〕〔ドルテグラビル及びリルピビリンの血中濃度が低下するおそれ/本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びUGT1A1誘導作用による〕10)カボテグラビル<ボカブリア>〔[2.3参照]〕〔カボテグラビルの血中濃度が低下するおそれ/本剤のUGT1A1誘導作用による〕11)レナカパビル<シュンレンカ>〔[2.3参照]〕〔レナカパビルの血中濃度が低下するおそれ/本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用,P糖蛋白誘導作用及びUGT1A1誘導作用による〕

効能・効果

てんかん様けいれん発作が長時間引き続いて起こる場合(てんかん発作重積症)。経口投与不可能で,かつけいれん発作の出現が濃厚に疑われる場合(特に意識障害・術中・術後)。急速にてんかん様けいれん発作の抑制が必要な場合。

用法・用量

成人125~250mg(2.5~5mL),1mL/分を超えない速度で徐々に静注。以上の用量で発作が抑制できない場合,30分後さらに100~150mg(2~3mL),追加投与するか,他の対策を考慮。小児は成人量を基準として,体重により決定。発作の程度,耐薬性等により調整。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)〔発熱,紅斑,水疱・びらん,掻痒感,咽頭痛,眼充血,口内炎等の異常が認められた場合には投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与〕【11.1.2】過敏症症候群〔初期症状として発疹,発熱がみられ,さらにリンパ節腫脹,肝機能障害等の臓器障害,白血球増加,好酸球増多,異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状が発現。なお,ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)等のウイルスの再活性化を伴うことが多く,発疹,発熱,肝機能障害等の症状が,投与中止後も再燃あるいは遷延化することがあるので注意〕【11.1.3】SLE様症状〔発熱,紅斑,関節痛,肺炎,白血球減少,血小板減少,抗核抗体陽性等のSLE様症状が発現〕【11.1.4】再生不良性貧血,汎血球減少,無顆粒球症,単球性白血病,血小板減少,溶血性貧血,赤芽球癆〔[8.3,9.1.3参照]〕【11.1.5】劇症肝炎,肝機能障害,黄疸〔劇症肝炎,著しいAST,ALT,γ-GTPの上昇等を伴う重篤な肝機能障害,黄疸が発現。[8.3,9.3参照]〕【11.1.6】間質性肺炎〔発熱,咳嗽,呼吸困難,胸部X線異常,好酸球増多等を伴う間質性肺炎(肺臓炎)が発現。投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与〕【11.1.7】心停止,心室細動,呼吸停止〔注射速度や患者の状態により,これらの症状が発現。[2.2,7.2,9.1.1,9.1.2,9.8.1参照]〕【11.1.8】強直発作【11.1.9】悪性リンパ腫,リンパ節腫脹【11.1.10】小脳萎縮〔長期投与例で発現。[8.5参照]〕【11.1.11】横紋筋融解症〔筋肉痛,脱力感,CK上昇,血中及び尿中ミオグロビン上昇等が発現。また,横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意〕【11.1.12】急性腎障害,間質性腎炎〔[8.3参照]〕【11.1.13】悪性症候群〔発熱,意識障害,筋強剛,不随意運動,発汗,頻脈等が現れた場合には投与中止,体冷却,水分補給,呼吸管理等を行う。本症発症時には,白血球の増加や血清CKの上昇がみられることが多く,また,ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある〕

投与期間制限

なし

当該基本情報については、各種提供元のデータを基にメドピアが編集したものを掲載しています。 情報は毎月更新しておりますが、ご覧いただいた時点での最新情報ではない可能性があります。 最新の情報は、各製薬会社のホームページ、医薬品医療機器総合機構ホームページ(PMDA)、厚生労働省のホームページでご確認いただきますようお願いいたします。 もし掲載されている各種情報に誤りやご質問などがございましたらこちらのフォームよりお問い合わせください。