基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時10分

警告

本剤を含むがん化学療法は,緊急時に十分対応できる医療施設において,がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで,本療法が適切と判断される症例についてのみ実施する。適応患者の選択にあたっては,各併用薬剤の電子添文を参照して十分注意する。また,治療開始に先立ち,患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し,同意を得てから投与する

禁忌

【2.1】骨髄抑制〔副作用として白血球減少等の骨髄機能抑制の報告があり,これらの増悪を防止するため〕【2.2】本剤(成分)に重篤な過敏症の既往歴

効能・効果

次の疾患の自覚的・他覚的症状の寛解/脳腫瘍,消化器癌(胃癌,肝臓癌,結腸癌,直腸癌),肺癌,悪性リンパ腫,慢性白血病。

用法・用量

2~3mg/kgを1回投与し,投与後末梢血液所見により4~6週間休薬。又は1回2mg/kgを1週間隔で2~3週投与,投与後末梢血液所見により4~6週間休薬。以上,5mg当たり(局)注射用水1mLに溶解し,静注又は動注。年齢・症状により適宜増減。

用法・用量に関連する使用上の注意

悪性星細胞腫,乏突起膠腫成分を有する神経膠腫に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法:併用薬剤(プロカルバジン塩酸塩,ビンクリスチン硫酸塩)の添付文書及び関連文献(「抗がん剤報告書:プロカルバジン塩酸塩(脳腫瘍)」,「抗がん剤報告書:ビンクリスチン硫酸塩(脳腫瘍)」等)を熟読。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】骨髄抑制,汎血球減少〔白血球減少,血小板減少,貧血,出血傾向等が発現。[8.1,8.3,9.1.1参照]〕【11.1.2】間質性肺炎,肺線維症

投与期間制限

なし

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