基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時9分

禁忌

【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.2】性器癌・その疑い〔癌の悪化のおそれ。[8.4参照]〕【2.3】黄体ホルモン依存性腫瘍・その疑い〔ホルモン依存性腫瘍の悪化のおそれ。[8.4参照]〕【2.4】診断の確定していない異常性器出血のある者〔性器癌の疑い。出血が性器癌による場合は悪化のおそれ。[8.3,8.4参照]〕【2.5】先天性,後天性の子宮の形態異常(子宮腔の変形をきたしているような子宮筋腫を含む)又は著しい位置異常のある者〔本剤を正確な位置に装着することが困難。[8.4参照]〕【2.6】性器感染症(カンジダ症を除く)のある者〔骨盤内炎症性疾患(PID)のリスクが上昇するおそれ。[8.4,11.1.1参照]〕【2.7】過去3ヶ月以内に性感染症(細菌性腟炎,カンジダ症,再発性ヘルペスウイルス感染,B型肝炎,サイトメガロウイルス感染を除く)の既往歴のある者〔PIDのリスクが上昇するおそれ。[8.4,11.1.1参照]〕【2.8】頸管炎又は腟炎〔PIDを起こすおそれ。[8.4,11.1.1参照]〕【2.9】再発性又は現在PIDの者〔症状が悪化するおそれ。[8.4,11.1.1参照]〕【2.10】過去3ヶ月以内に分娩後子宮内膜炎又は感染性流産の既往歴〔子宮内膜炎を起こすおそれ。[8.4参照]〕【2.11】異所性妊娠の既往歴〔異所性妊娠が起こるおそれ。[11.1.2参照]〕【2.12】本剤・子宮内避妊用具(IUD)装着時又は頸管拡張時に失神,徐脈等の迷走神経反射を起こしたことのある者〔本剤の装着及び除去に際して迷走神経反射を起こすおそれ〕【2.13】重篤な肝障害〔[9.3.1参照]〕【2.14】肝腫瘍〔肝臓への負担が増加し,症状が増悪するおそれ〕【2.15】妊婦・妊娠の可能性〔[8.4,9.4,9.5.1参照]〕

効能・効果

避妊。過多月経。月経困難症。

用法・用量

1個を子宮腔内に装着。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】骨盤内炎症性疾患(PID)(0.2%未満)〔発熱,下腹部痛,腟分泌物の異常等の症状を伴うPIDが現れることがある。海外において,骨盤内感染症が重症化して敗血症(A群β溶血性レンサ球菌性敗血症等)に至った症例が報告。PIDは装着時の汚染が原因の場合には,一般的に装着後20日以内に発現することが多い。性感染症のある女性ではPIDのリスクが高い。副腎皮質ホルモンの長期投与療法を受けている場合は,感染症に対する特別な注意が必要。骨盤内の炎症が起こると妊孕性が低下し,異所性妊娠の危険性が高くなる。PIDが認められた場合は,抗生物質の投与を行う。再発性の子宮内膜炎又は骨盤内感染が起こった場合,あるいは,急性の感染症に対する治療効果が開始後数日間内に認められない場合は本剤を除去する。異常な帯下等,感染が疑われる他の症状がある場合でも,細菌学的検査を行う。[2.6-2.9参照]〕【11.1.2】異所性妊娠〔本剤装着中に妊娠した場合,その約半数が異所性妊娠である。異所性妊娠,骨盤内の手術,又は骨盤内感染症の既往歴のある女性が妊娠した場合,異所性妊娠の可能性が高い。月経遅延時の下腹部痛又は無月経の女性で出血が始まった場合は,異所性妊娠の可能性を考慮。異所性妊娠の場合は速やかに本剤を除去。[2.11,8.7,9.5.2参照]〕【11.1.3】穿孔〔子宮穿孔又は子宮体部や頸部への部分的貫入が起こることがあるが,これは装着時に起こることが多く,効果が低下するおそれがある。挿入が困難であったり,装着時又は装着後に異常な痛みや出血があった場合は,速やかに穿孔の可能性を考慮。穿孔又は部分的貫入した場合は本剤を除去。[8.8,8.10.1参照]〕【11.1.4】卵巣のう胞破裂〔卵巣のう胞が認められた場合は,経過観察を十分に行い,持続性又は急性の腹部膨満感や下腹部痛(圧痛)等の異常が認められた場合には速やかに適切な処置を行う。[8.9参照]〕

投与期間制限

なし

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