基本情報
最終更新日時:2024年6月4日13時3分

禁忌

【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.2】重症ケトーシス,糖尿病性昏睡又は前昏睡〔輸液及びインスリンによる速やかな高血糖の是正が必須となるので本剤の投与は適さない〕【2.3】重症感染症,手術前後,重篤な外傷〔糖尿病を有する者ではインスリン注射による血糖管理が望まれるので本剤の投与は適さない〕

効能・効果

2型糖尿病。慢性心不全(ただし,慢性心不全の標準的な治療を受けている患者に限る)。慢性腎臓病(ただし,末期腎不全又は透析施行中の患者を除く)。

効能・効果に関連する使用上の注意

2型糖尿病:高度腎機能障害・透析中の末期腎不全患者は投与しない。

用法・用量

2型糖尿病1日1回10mg,朝食前又は後経口投与。効果不十分時は経過を十分に観察しながら1日1回25mgに増量可。慢性心不全,慢性腎臓病1日1回10mg,朝食前又は後経口投与。

用法・用量に関連する使用上の注意

慢性心不全,慢性腎臓病:2型糖尿病と合併する患者で血糖コントロールが不十分な場合,血糖コントロールの改善を目的として本剤25mgに増量可。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】低血糖(1.4%)〔低血糖症状が認められた場合には,糖質を含む食品を摂取。α-グルコシダーゼ阻害薬との併用時にはブドウ糖を投与。[8.1,8.9,9.1.1,10.2,17.1.3参照]〕【11.1.2】脱水(0.3%)〔口渇,多尿,頻尿,血圧低下等の症状が現れ脱水が疑われる場合には,休薬や補液等を行う。脱水に引き続き脳梗塞を含む血栓・塞栓症等を発現した例が報告。[8.5,9.1.2,9.2,9.8,10.2参照]〕【11.1.3】ケトアシドーシス(0.1%未満)〔ケトアシドーシス(糖尿病性ケトアシドーシスを含む)が発現。[8.6,9.1.4参照]〕【11.1.4】腎盂腎炎(0.1%未満),外陰部及び会陰部の壊死性筋膜炎(フルニエ壊疽)(0.1%未満),敗血症(0.1%未満)〔腎盂腎炎,外陰部及び会陰部の壊死性筋膜炎(フルニエ壊疽)が現れ,敗血症(敗血症性ショックを含む)に至ることがある。[8.4,9.1.3参照]〕

投与期間制限

なし

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