ネオスチグミンメチル硫酸塩注射液
英語:neostigmine methylsulfate
ワゴスチグミン注0.5mg / 96.0円
0.05%1mL1管
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非脱分極性筋弛緩剤の作用の拮抗に本剤を静脈内注射するにあたっては,緊急時に十分対応できる医療施設において,本剤の作用及び使用法について熟知した医師のみが使用すること
【2.1】消化管又は尿路の器質的閉塞〔蠕動運動を亢進させ,また排尿筋を収縮させる作用を有する〕【2.2】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.3】迷走神経緊張症〔迷走神経興奮作用を有する〕【2.4】脱分極性筋弛緩剤を投与中〔[10.1参照]〕
【10.1】脱分極性筋弛緩剤(スキサメトニウム塩化物水和物<スキサメトニウム,レラキシン>)〔[2.4参照]〕〔脱分極性筋弛緩剤の作用を増強する/本剤はコリンエステラーゼを阻害し,脱分極性筋弛緩剤の分解を抑制する〕
重症筋無力症。クラーレ剤(ツボクラリン)による遷延性呼吸抑制。消化管機能低下のみられる手術後及び分娩後の腸管麻痺。手術後及び分娩後における排尿困難。非脱分極性筋弛緩剤の作用の拮抗。
1回0.25~1.0mg,1日1~3回皮下注又は筋注。重症筋無力症の場合は症状により,その他の適応の場合は年齢・症状により,適宜増減。非脱分極性筋弛緩剤の作用の拮抗1回0.5~2.0mg,緩徐に静注。年齢・症状により適宜増減。アトロピン硫酸塩水和物を静注により併用。
非脱分極性筋弛緩剤の作用の拮抗:【1】特別な場合を除き5mgを超えて使用しない。【2】アトロピン硫酸塩水和物として1回0.25~1.0mg,静注により併用。
I効能共通:【11.1.1】コリン作動性クリーゼ〔[8.1.1,13.1参照]〕 II非脱分極性筋弛緩剤の作用の拮抗:【11.1.2】不整脈〔本剤をアトロピン硫酸塩水和物と併用して静脈内注射した後に,心室性期外収縮,心室頻拍,心房細動等の不整脈や心停止が発現。本剤による徐脈,房室ブロック,心停止等の過度のコリン作動性反応が現れた場合にはアトロピン硫酸塩水和物を投与。[7.1.5参照]〕
なし