基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時9分

警告

本剤を含むがん化学療法は,緊急時に十分対応できる医療施設において,がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで,本療法が適切と判断される症例についてのみ実施する。適応患者の選択にあたっては,各併用薬剤の添付文書を参照して十分注意する。また,治療開始に先立ち,患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し,同意を得てから投与する

禁忌

【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.2】感染症のある関節腔内,滑液嚢内,腱鞘内又は腱周囲〔免疫抑制作用により,感染症が増悪するおそれ〕【2.3】動揺関節の関節腔内〔関節症状が増悪するおそれ〕【2.4】次の薬剤を投与中:デスモプレシン酢酸塩水和物(男性における夜間多尿による夜間頻尿) <本剤全身投与>ダクラタスビル塩酸塩,アスナプレビル <本剤全身投与(ただし単回投与の場合を除く)>リルピビリン塩酸塩,リルピビリン塩酸塩・テノホビル アラフェナミドフマル酸塩・エムトリシタビン,ドルテグラビルナトリウム・リルピビリン塩酸塩〔[10.1参照]〕

併用禁忌

【10.1】1)デスモプレシン酢酸塩水和物<ミニリンメルト>(男性における夜間多尿による夜間頻尿)〔[2.4参照]〕〔低ナトリウム血症が発現するおそれ/機序不明〕2)本剤全身投与:ダクラタスビル塩酸塩<ダクルインザ>,アスナプレビル<スンベプラ>,本剤全身投与(ただし単回投与の場合を除く):リルピビリン塩酸塩<エジュラント>,リルピビリン塩酸塩・テノホビル アラフェナミドフマル酸塩・エムトリシタビン<オデフシィ>,ドルテグラビルナトリウム・リルピビリン塩酸塩<ジャルカ>〔[2.4参照]〕〔これらの薬剤の血中濃度を低下させ,作用を減弱させるおそれ/本剤のCYP3A4誘導作用により,これらの薬剤の代謝が促進される可能性〕

効能・効果

用法・用量

デキサメタゾンとして静注・筋注1回1.65~6.6mg,3~6時間ごと。点滴静注1回1.65~8.3mg,1日1~2回。関節腔内注,滑液のう内注1回0.66~4.1mg,原則として投与間隔2週以上。軟組織内注1回1.65~5mg,原則として投与間隔2週以上。腱鞘内注1回0.66~2.1mg,原則として投与間隔2週以上。硬膜外注1回1.65~8.3mg,原則として投与間隔2週以上。脊髄腔内注・胸腔内注1回0.83~4.1mg,週1~3回。腹腔内注1回1.65mg。局所皮内注1回0.04~0.08mg,最大0.83mgまで,週1回。結膜下注1回0.33~2.1mg。球後注1回0.83~4.1mg。点眼1回0.21~0.83mg/mL溶液1~2滴,1日3~8回。ネブライザー,鼻腔内注,副鼻腔内注,喉頭・気管注,中耳腔内注,耳管内注1回0.08~1.65mg,1日1~3回。鼻甲介内注,鼻茸内注1回0.66~4.1mg。食道注1回0.83~1.65mg。以上,年齢・症状により適宜増減。〔多発性骨髄腫〕点滴静注ビンクリスチン硫酸塩,ドキソルビシン塩酸塩と併用。1日33mg,21~28日を1クールとし,第1~4日目,第9~12日目,第17~20日目に投与。投与量・投与日数は年齢・状態により適宜減量。〔抗悪性腫瘍剤投与に伴う消化器症状〕静注・点滴静注1日3.3~16.5mg,1~2回分割投与。最大16.5mgまで。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】ショック,アナフィラキシー〔失神,意識喪失,呼吸困難,顔面蒼白,血圧低下等が発現〕【11.1.2】誘発感染症,感染症の増悪〔[9.1.1参照]。誘発感染症,感染症の増悪が発現。また,B型肝炎ウイルスの増殖による肝炎が現れることがある。B型肝炎ウイルス増殖の徴候や症状の発現が認められた場合には減量を考慮し,抗ウイルス剤を投与。[8.2,8.3,9.1.1,9.1.3,9.1.10参照]〕【11.1.3】続発性副腎皮質機能不全,糖尿病〔[9.1.4参照]〕【11.1.4】消化性潰瘍,消化管穿孔,膵炎〔[9.1.1参照]〕【11.1.5】精神変調,うつ状態,痙攣〔[9.1.1参照]〕【11.1.6】骨粗鬆症,大腿骨及び上腕骨等の骨頭無菌性壊死,ミオパシー,脊椎圧迫骨折,長骨の病的骨折〔[9.1.5参照]〕【11.1.7】緑内障,後嚢白内障〔[8.4,9.1.1参照]〕【11.1.8】血栓塞栓症〔[9.1.1参照]〕【11.1.9】喘息発作〔[9.1.11参照]〕【11.1.10】腫瘍崩壊症候群〔リンパ系腫瘍を有する患者に投与した場合,腫瘍崩壊症候群が発現。適切な処置(生理食塩液,高尿酸血症治療剤等の投与,透析等)を行う。[8.6参照]〕

投与期間制限

なし

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