ヒルトニン
HIRTONIN

効能・効果

次の疾患に伴う昏睡・半昏睡を除く遷延性意識障害/頭部外傷,くも膜下出血(ただし,意識障害固定期間3週以内)。脊髄小脳変性症における運動失調の改善。下垂体TSH分泌機能検査。

用法・用量

遷延性意識障害疾患により,次の用量を1日1回10日間静注又は点滴静注。頭部外傷には1回0.5～2mg。くも膜下出血には1回2mg。脊髄小脳変性症1日1回0.5～2mg,筋注又は静注するが,重症例には2mgを注射。2～3週間連日注射後,2～3週間休薬期間をおく。以後,これを反復するか,週2～3回間歇注射を行う。下垂体TSH分泌機能検査1回0.5mg,静注又は皮下注。以上,静注は生理食塩液,ブドウ糖注射液(検査を除く)又は注射用水5～10mLに希釈して,徐々に注射。

重大な副作用・国内１

【11.1.1】ショック様症状〔一過性の血圧低下,意識喪失等が発現〕【11.1.2】痙攣【11.1.3】下垂体卒中〔下垂体腺腫患者に投与した場合,頭痛,視力・視野障害等を伴う下垂体卒中が発現。外科的治療等を行う。[9.1.3参照]〕【11.1.4】血小板減少

投与期間制限

なし