基本情報
最終更新日時:2024年11月7日17時0分

効能・効果

血液凝固第VIII又は第IX因子に対するインヒビターを保有する先天性血友病患者の出血抑制。後天性血友病患者の出血抑制。先天性第VII因子欠乏症患者における出血傾向の抑制。グランツマン血小板無力症患者の出血傾向の抑制。

効能・効果に関連する使用上の注意

グランツマン血小板無力症患者の出血傾向の抑制:次のいずれかを満たす患者に投与/血小板輸血不応状態が過去又は現在みられる患者,血小板輸血不応状態がみられない又は不明であるが直ちに血小板輸血を実施することが困難又は血小板輸血の実施が不適当と判断される患者。

用法・用量

添付溶解液を全量用いて溶解。先天性血友病・後天性血友病患者の出血抑制初回量90μg/kg,その後は1回60~120μg/kg,2~5分かけて静注。出血の種類及び程度により適宜増減。初期は,止血が得られ,臨床的改善が観察されるまで,2~3時間ごとに投与。その後も治療が必要と判断される期間は,投与間隔を適宜延長。先天性血友病患者の軽度から中等度の出血に対しては,270μg/kg,単回投与可。先天性第VII因子欠乏症患者における出血傾向の抑制15~30μg/kg,止血が得られるまで4~6時間ごとに2~5分かけて静注。出血の種類及び程度により適宜増減,投与間隔も適宜調整可。グランツマン血小板無力症患者の出血傾向の抑制80~120μg/kg,止血が得られ臨床的改善が観察されるまで1.5~2.5時間ごとに2~5分かけて静注。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】血栓塞栓症〔動脈血栓塞栓症(心筋梗塞,脳梗塞,腸管虚血等),静脈血栓塞栓症(肺塞栓症,血栓性静脈炎,深部静脈血栓症等)が発現。[8.9,9.1.2,9.3,9.7.1,9.8.1参照]〕【11.1.2】DIC〔血小板数及びフィブリノゲン値の減少並びにFDP,D-ダイマーの増加等の凝固系検査異常が認められた場合には適切な処置を行う。[9.1.1,9.1.2,9.3,9.7.1,9.8.1参照]〕

投与期間制限

なし

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