基本情報
最終更新日時:2024年8月7日14時9分

警告

エミシズマブ(遺伝子組換え)の臨床試験で,本剤との併用において重篤な血栓塞栓症および血栓性微小血管症の発現が複数例に認められている。エミシズマブ(遺伝子組換え)投与中および投与中止後6ヶ月間は,治療上やむを得ない場合を除き,本剤の投与を避けること〔血栓塞栓症および血栓性微小血管症のリスクを増大させる可能性があるため〕

禁忌

【1】血液凝固因子インヒビターを有していない者〔凝固亢進のおそれ〕【2】DICを生じている者〔血栓形成を加速するおそれ〕 原則禁忌:心筋梗塞,急性血栓症・塞栓症(冠動脈疾患,急性血栓症・塞栓症又はこれらの疑いのある者で頭蓋内出血等生命に危険のおよぶ出血の場合にのみ使用すること)〔血栓形成を助長するおそれ〕

効能・効果

血液凝固第VIII因子又は第IX因子インヒビターを保有する患者に対し,血漿中の血液凝固活性を補い,その出血傾向を抑制。

用法・用量

1瓶を添付の溶剤で溶解し,緩徐に静注又は点滴静注(2単位/kg/分を超える注射速度は避ける)。〔出血時〕50~100単位/kgを8~12時間間隔で投与。年齢・症状により適宜増減。原則として1日最大200単位/kg。〔定期投与〕70~100単位/kgを1日おきに投与。

用法・用量に関連する使用上の注意

出血時投与後,定期投与を開始する場合,直近の投与から1日以上の間隔をおくことを目安とする。

重大な副作用・国内1

【1】ショック・アナフィラキシー〔直ちに投与中止〕【2】DIC〔投与中止〕【3】血栓塞栓症〔心筋梗塞,脳梗塞,深部静脈血栓症,肺塞栓症等が発現。投与中止〕

投与期間制限

なし

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