基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時9分

禁忌

【2.1】本剤(成分)に過敏性素因のある者【2.2】エストロゲン依存性悪性腫瘍(例えば,乳癌,子宮内膜癌),子宮頸癌・その疑い〔腫瘍の悪化あるいは顕性化を促すおそれ。[8.9-8.11,8.13参照]〕【2.3】診断の確定していない異常性器出血〔性器癌の疑いがある。出血が性器癌による場合は,癌の悪化あるいは顕性化を促すおそれ。[8.9,8.11,8.13参照]〕【2.4】血栓性静脈炎,肺塞栓症,脳血管障害,冠動脈疾患・その既往歴〔血液凝固能が亢進され,これらの症状が増悪するおそれ。[11.1.1参照]〕【2.5】35歳以上で1日15本以上の喫煙者〔心筋梗塞等の心血管系の障害が発生しやすくなる。[8.7,9.1.2,9.1.5,11.1.1参照]〕【2.6】前兆(閃輝暗点,星型閃光等)を伴う片頭痛〔前兆を伴う片頭痛患者は,前兆を伴わない患者に比べ,脳血管障害(脳卒中等)が発生しやすくなる。[11.1.1参照]〕【2.7】肺高血圧症・心房細動を合併する心臓弁膜症,亜急性細菌性心内膜炎の既往歴のある心臓弁膜症〔血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなる。[9.1.9,11.1.1参照]〕【2.8】血管病変を伴う糖尿病(糖尿病性腎症,糖尿病性網膜症等)〔血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなる。[11.1.1参照]〕【2.9】血栓性素因のある者〔血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなる。[11.1.1参照]〕【2.10】抗リン脂質抗体症候群〔血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなる。[11.1.1参照]〕【2.11】手術前4週以内,術後2週以内,産後4週以内及び長期間安静状態の者〔血液凝固能が亢進され,心血管系の副作用の危険性が高くなるおそれ。[8.6,11.1.1参照]〕【2.12】重篤な肝障害〔[9.3.1参照]〕【2.13】肝腫瘍〔症状が増悪するおそれ〕【2.14】脂質代謝異常〔血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなる。脂質代謝に影響を及ぼす可能性があるため,症状が増悪するおそれ。[11.1.1参照]〕【2.15】高血圧(軽度の高血圧を除く)〔血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなる。また,症状が増悪するおそれ。[9.1.10,11.1.1参照]〕【2.16】耳硬化症〔症状が増悪するおそれ〕【2.17】妊娠中に黄疸,持続性掻痒症又は妊娠ヘルペスの既往歴〔症状が再発するおそれ〕【2.18】妊婦・妊娠の可能性〔[9.4.1,9.4.2,9.5.1参照]〕【2.19】授乳婦〔[9.6参照]〕【2.20】骨成長が終了していない可能性がある者〔骨端の早期閉鎖を来すおそれ〕

効能・効果

月経困難症,生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整。

用法・用量

〔月経困難症〕1日1錠,毎日一定の時刻に21日間経口投与,その後7日間休薬。以上を投与1周期とし,29日目から次の周期の錠剤を投与,以後同様に繰り返す。〔調節卵巣刺激の開始時期の調整〕1日1錠,毎日一定の時刻に14~21日間経口投与。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】血栓症(四肢,肺,心,脳,網膜等)〔下肢の急激な疼痛・腫脹,突然の息切れ,胸痛,激しい頭痛,四肢の脱力・麻痺,構語障害,急性視力障害等の症状が現れた場合には直ちに投与中止。[2.4-2.11,2.14,2.15,8.2-8.7,9.1.2,9.1.5-9.1.10参照]〕【11.1.2】アナフィラキシー〔呼吸困難,蕁麻疹,血管浮腫,掻痒感等が発現〕

投与期間制限

なし

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