基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時9分

禁忌

【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.2】アタザナビル硫酸塩,リルピビリン塩酸塩を投与中〔[10.1参照]〕

併用禁忌

【10.1】1)アタザナビル硫酸塩<レイアタッツ>〔[2.2参照]〕〔アタザナビルの作用が減弱するおそれ/本剤の胃酸分泌抑制作用により胃内pHが上昇し,アタザナビルの溶解性が低下,アタザナビルの血中濃度が低下する〕2)リルピビリン塩酸塩<エジュラント>〔[2.2参照]〕〔リルピビリン塩酸塩の作用を減弱するおそれ/本剤の胃酸分泌抑制作用により胃内pHが上昇し,リルピビリン塩酸塩の吸収が低下し,リルピビリンの血中濃度が低下する〕

効能・効果

胃潰瘍,十二指腸潰瘍,吻合部潰瘍,逆流性食道炎,Zollinger-Ellison症候群,非びらん性胃食道逆流症,低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制。次におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助/胃潰瘍,十二指腸潰瘍,胃MALTリンパ腫,特発性血小板減少性紫斑病,早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃,ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎。

用法・用量

〔胃・十二指腸潰瘍,吻合部潰瘍,Zollinger-Ellison症候群〕1日1回10mg,経口投与。病状により1日1回20mg,経口投与可。投与は胃潰瘍・吻合部潰瘍は8週間まで,十二指腸潰瘍は6週間まで。〔逆流性食道炎〕治療1日1回10mg,経口投与。病状により1日1回20mg,経口投与可。投与は8週間まで。プロトンポンプインヒビターによる治療で効果不十分な場合,1回10mg又は1回20mg,1日2回,さらに8週間経口投与可。ただし,1回20mg1日2回投与は重度の粘膜傷害を有する場合に限る。維持療法再発・再燃を繰り返す逆流性食道炎の維持療法は1日1回10mg,経口投与。プロトンポンプインヒビターによる治療で効果不十分な逆流性食道炎の維持療法は1回10mg,1日2回,経口投与可。〔非びらん性胃食道逆流症〕1日1回10mg,経口投与。投与は4週間まで。〔低用量アスピリン投与時における胃・十二指腸潰瘍の再発抑制〕1日1回5mg,経口投与。効果不十分の場合,1日1回10mg,経口投与可。〔ヘリコバクター・ピロリの除菌補助〕1回10mg,アモキシシリン水和物1回750mg,クラリスロマイシン1回200mgの3剤を同時に1日2回,7日間経口投与。クラリスロマイシンは必要により適宜増量可。ただし,1回400mg,1日2回まで。プロトンポンプインヒビター,アモキシシリン水和物,クラリスロマイシンの3剤投与による除菌治療が不成功の場合は代替治療として,1回10mg,アモキシシリン水和物1回750mg,メトロニダゾール1回250mgの3剤を同時に1日2回,7日間経口投与。

用法・用量に関連する使用上の注意

逆流性食道炎の治療:プロトンポンプインヒビターによる治療で効果不十分な者に1回10mg又は1回20mg,1日2回,さらに8週間投与する場合,内視鏡検査で逆流性食道炎が治癒していないことを確認。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】ショック,アナフィラキシー【11.1.2】汎血球減少,無顆粒球症,血小板減少(0.1%未満),溶血性貧血【11.1.3】劇症肝炎,肝機能障害(0.1~5%未満),黄疸【11.1.4】間質性肺炎(0.1%未満)〔発熱,咳嗽,呼吸困難,肺音の異常(捻髪音)等が認められた場合には,速やかに胸部X線等の検査を実施。投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与〕【11.1.5】皮膚障害(中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),多形紅斑等)【11.1.6】急性腎障害,間質性腎炎〔腎機能検査(BUN,クレアチニン等)に注意〕【11.1.7】低ナトリウム血症【11.1.8】横紋筋融解症〔筋肉痛,脱力感,CK上昇,血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症が発現〕【11.1.9】視力障害【11.1.10】錯乱状態〔せん妄,異常行動,失見当識,幻覚,不安,焦燥,攻撃性等が発現〕

投与期間制限

なし

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