基本情報
最終更新日時:2024年1月15日16時54分

警告

本剤の投与により脈拍数が増加し,狭心症が発現することがあるので,狭心症の症状(胸痛等)に対する問診を注意深く行う。脳梗塞再発抑制効果を検討する試験において,長期にわたりPRP(pressure rate product)を有意に上昇させる作用が認められた。また,本剤投与群に狭心症を発現した症例がみられた〔[8.3,9.1.3,11.1.1,17.1.2参照]〕

禁忌

【2.1】出血している者(血友病,毛細血管脆弱症,頭蓋内出血,消化管出血,尿路出血,喀血,硝子体出血等)〔出血を助長するおそれ〕【2.2】うっ血性心不全〔症状を悪化させるおそれ。[8.4参照]〕【2.3】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.4】妊婦・妊娠の可能性〔[9.5参照]〕

効能・効果

慢性動脈閉塞症に基づく潰瘍,疼痛・冷感等の虚血性諸症状の改善。脳梗塞(心原性脳塞栓症を除く)発症後の再発抑制。

用法・用量

1回100mg,1日2回経口投与。年齢・症状により適宜増減。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】うっ血性心不全(0.1%未満),心筋梗塞,狭心症,心室頻拍〔[1.,8.3,9.1.3参照]〕【11.1.2】出血(脳出血等の頭蓋内出血,消化管出血(0.1~5%未満),眼底出血(0.1%未満),肺出血,鼻出血)〔脳出血等の頭蓋内出血の初期症状として,頭痛,悪心・嘔吐,意識障害,片麻痺が発現〕【11.1.3】胃・十二指腸潰瘍(0.1~5%未満)〔出血を伴う胃・十二指腸潰瘍が発現〕【11.1.4】血小板減少,汎血球減少,無顆粒球症【11.1.5】間質性肺炎〔発熱,咳嗽,呼吸困難,胸部X線異常,好酸球増多を伴う間質性肺炎が発現。投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与〕【11.1.6】肝機能障害(0.1%未満),黄疸〔AST,ALT,ALP,LDH等の上昇や黄疸が発現〕【11.1.7】急性腎障害〔[9.2参照]〕

投与期間制限

なし

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