ニトロール
Nitorol

剤型一覧

製造販売元

エーザイ

一般的名称

硝酸イソソルビド注射液
英語:isosorbide dinitrate

販売名 / 薬価

ニトロール注5mg  / 169.0円

規格単位(薬価が適用される単位)

0.05%10mL1管

基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時9分

禁忌

【2.1】重篤な低血圧又は心原性ショック〔血管拡張作用によりさらに血圧を低下させ,症状を悪化させるおそれ。[9.1.1参照]〕【2.2】Eisenmenger症候群又は原発性肺高血圧症〔血圧低下によりショックを起こすおそれ〕【2.3】右室梗塞〔血圧低下によりショックを起こすおそれ〕【2.4】脱水症状〔血圧低下によりショックを起こすおそれ〕【2.5】神経循環無力症〔本剤の効果がなく,本剤投与により血圧低下等が現れるおそれ〕【2.6】閉塞隅角緑内障〔眼圧を上昇させるおそれ〕【2.7】硝酸・亜硝酸エステル系薬剤に過敏症の既往歴【2.8】頭部外傷又は脳出血〔頭蓋内圧を上昇させるおそれ〕【2.9】ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤又はグアニル酸シクラーゼ刺激作用を有する薬剤を投与中〔[10.1参照]〕

併用禁忌

【10.1】1)ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤(シルデナフィルクエン酸塩<バイアグラ,レバチオ>,バルデナフィル塩酸塩水和物<レビトラ>,タダラフィル<シアリス,アドシルカ,ザルティア>)〔[2.9参照]〕〔降圧作用を増強することがあるので,本剤投与前にこれらの薬剤を服用していないことを十分確認する。また,本剤投与中及び投与後においてこれらの薬剤を服用しないよう十分注意する/本剤はcGMPの産生を促進し,一方,ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤はcGMPの分解を抑制することから,両剤の併用によりcGMPの増大を介する本剤の降圧作用が増強〕2)グアニル酸シクラーゼ刺激作用を有する薬剤(リオシグアト<アデムパス>)〔[2.9参照]〕〔降圧作用を増強することがあるので,本剤投与前にこれらの薬剤を服用していないことを十分確認する。また,本剤投与中及び投与後においてこれらの薬剤を服用しないよう十分注意する/本剤とグアニル酸シクラーゼ刺激作用を有する薬剤は,ともにcGMPの産生を促進することから,両剤の併用によりcGMPの増大を介する本剤の降圧作用が増強〕

効能・効果

急性心不全(慢性心不全の急性増悪期を含む)。不安定狭心症。冠動脈造影時の冠れん縮寛解。

用法・用量

急性心不全そのまま又は生理食塩液,5%ブドウ糖注射液等で希釈し0.05~0.001%溶液とし,1.5~8mg/時,点滴静注。増量は10mg/時まで。不安定狭心症そのまま又は生理食塩液,5%ブドウ糖注射液等で希釈し0.05~0.001%溶液とし,2~5mg/時,点滴静注。以上,病態により適宜増減。冠れん縮寛解冠動脈造影時にそのまま5mgを,カテーテルを通しバルサルバ洞内に1分以内に注入。症状により適宜増減。最大量10mgまで。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】ショック(0.1~5%未満)〔投与中止。昇圧剤投与等を行う。[8.1,8.2参照]〕【11.1.2】心室細動,心室頻拍〔冠動脈造影時の冠攣縮寛解に際し,reperfusion injuryによると考えられる心室細動等の危険な不整脈(0.1%未満)が発現。電気的除細動などを行う〕

投与期間制限

なし

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