ミリスロール
Millisrol

剤型一覧

製造販売元

日本化薬

一般的名称

ニトログリセリン注射液
英語:nitroglycerin

販売名 / 薬価

ミリスロール注1mg/2mL  / 121.0円

規格単位(薬価が適用される単位)

1mg2mL1管

基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時9分

禁忌

【2.1】硝酸・亜硝酸エステル系薬剤に過敏症の既往歴【2.2】閉塞隅角緑内障〔眼圧を上昇させるおそれ〕【2.3】高度な貧血〔血圧低下により貧血症状(めまい,立ちくらみ等)を悪化させるおそれ〕【2.4】ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤又はグアニル酸シクラーゼ刺激作用を有する薬剤を投与中〔[10.1参照]〕

併用禁忌

【10.1】1)ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤(シルデナフィルクエン酸塩<バイアグラ,レバチオ>,バルデナフィル塩酸塩水和物<レビトラ>,タダラフィル<シアリス,アドシルカ,ザルティア>)〔[2.4参照]〕〔降圧作用を増強するおそれ。本剤投与前にこれらの薬剤を服用していないことを十分確認する。また,本剤投与中及び投与後においてこれらの薬剤を服用しないよう十分注意する/本剤はcGMPの産生を促進し,一方ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤はcGMPの分解を抑制することから,両剤の併用によりcGMPの増大を介する本剤の降圧作用が増強〕2)グアニル酸シクラーゼ刺激作用を有する薬剤(リオシグアト<アデムパス>)〔[2.4参照]〕〔降圧作用を増強するおそれ。本剤投与前にこれらの薬剤を服用していないことを十分確認する。また,本剤投与中及び投与後においてこれらの薬剤を服用しないよう十分注意する/本剤とグアニル酸シクラーゼ刺激作用を有する薬剤は,ともにcGMPの産生を促進することから,両剤の併用によりcGMPの増大を介する本剤の降圧作用が増強〕

効能・効果

手術時の低血圧維持,手術時の異常高血圧の救急処置。急性心不全(慢性心不全の急性増悪期を含む)。不安定狭心症。

用法・用量

注射液そのまま又は,5%ブドウ糖注射液,生理食塩液,乳酸リンゲル液等で希釈し,0.005~0.05%(50~500μg/mL)溶液を点滴静注。手術時の低血圧維持1~5μg/kg/分で投与を開始し,目的値まで血圧を下げ,以後,血圧をモニターしながら点滴速度を調節。異常高血圧の救急処置0.5~5μg/kg/分で投与を開始し,目的値まで血圧を下げ,以後,血圧をモニターしながら点滴速度を調節。急性心不全0.05~0.1μg/kg/分で投与開始,目的とする血行動態を得るまで血圧,左心室充満圧などの循環動態をモニターしながら,5~15分ごとに0.1~0.2μg/kg/分ずつ増量し,最適点滴速度で維持。不安定狭心症0.1~0.2μg/kg/分で投与開始,発作経過・血圧をモニターしながら,約5分ごとに0.1~0.2μg/kg/分ずつ増量し,1~2μg/kg/分で維持。効果がみられない場合には20~40μg/kgの静注を1時間ごとに併用。静注は1~3分かけて緩徐に投与。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】急激な血圧低下(3.3%),心拍出量低下(0.2%)等〔急激な血圧低下,心拍出量低下,心拍数増加,投与終了後の遷延性血圧低下,リバウンド現象等が発現。投与中止。また,速やかに血圧を回復させたい場合には,ドパミン塩酸塩等の昇圧剤を投与。[8.1-8.3参照]〕

投与期間制限

なし

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