基本情報
最終更新日時:2024年8月7日14時8分

警告

【1.1】本剤中のアセトアミノフェンにより重篤な肝機能障害が発現するおそれがあるので注意する【1.2】本剤とアセトアミノフェンを含む他の薬剤(一般用医薬品を含む)との併用により,アセトアミノフェンの過量投与による重篤な肝機能障害が発現するおそれがあることから,これらの薬剤との併用を避ける〔[13.1.1参照]〕

禁忌

【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.2】重篤な呼吸抑制〔呼吸抑制を増強するおそれ〕【2.3】気管支喘息発作中〔気道分泌を妨げるおそれ〕【2.4】重篤な肝機能障害〔[9.3.1参照]〕【2.5】閉塞隅角緑内障〔抗コリン作用により眼圧が上昇し,症状を悪化させるおそれ〕【2.6】前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患〔抗コリン作用により膀胱平滑筋の弛緩,膀胱括約筋の緊張により,症状を悪化させるおそれ〕【2.7】アドレナリン及びイソプロテレノール等のカテコールアミンを投与中〔不整脈,場合によっては心停止を起こすおそれ。[10.1参照]〕【2.8】12歳未満〔[9.7.2参照]〕

併用禁忌

【10.1】カテコールアミン製剤(アドレナリン<ボスミン>,イソプロテレノール<プロタノール等>)等〔[2.7参照]〕〔不整脈,場合によっては心停止を起こすおそれ/メチルエフェドリン塩酸塩と相加的に交感神経刺激作用を増強させる〕

効能・効果

かぜ症候群の鎮咳・解熱・鎮痛。気管支炎の鎮咳。

用法・用量

1回2錠,1日3回経口投与。12歳以上の小児は年齢により適宜減量。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】ショック【11.1.2】アナフィラキシー〔アナフィラキシー(呼吸困難,全身潮紅,血管浮腫,蕁麻疹等)が発現〕【11.1.3】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),急性汎発性発疹性膿疱症【11.1.4】顆粒球減少【11.1.5】喘息発作の誘発【11.1.6】劇症肝炎,肝機能障害,黄疸〔劇症肝炎,AST,ALT,γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害,黄疸が発現〕【11.1.7】間質性肺炎〔咳嗽,呼吸困難,発熱,肺音の異常等が認められた場合には,速やかに胸部X線,胸部CT,血清マーカー等の検査を実施。異常が認められた場合には投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与〕【11.1.8】間質性腎炎,急性腎障害【11.1.9】呼吸抑制〔息切れ,呼吸緩慢,不規則な呼吸,呼吸異常等が現れた場合には投与中止。なお,ジヒドロコデインリン酸塩による呼吸抑制には,麻薬拮抗剤(ナロキソン,レバロルファン等)が拮抗する〕【11.1.10】薬剤性過敏症症候群〔初期症状として発疹,発熱がみられ,更に肝機能障害,リンパ節腫脹,白血球増加,好酸球増多,異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状が発現。なお,ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)等のウイルスの再活性化を伴うことが多く,投与中止後も発疹,発熱,肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意〕

投与期間制限

なし

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