基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時8分

警告

外国において,シクロオキシゲナーゼ(COX)-2選択的阻害剤等の投与により,心筋梗塞,脳卒中等の重篤で場合によっては致命的な心血管系血栓塞栓性事象のリスクを増大させる可能性があり,これらのリスクは使用期間とともに増大する可能性があると報告されている〔[7.2,8.1,8.2,9.1.1,11.1.3,17.3.1参照]〕

禁忌

【2.1】本剤(成分)・スルホンアミドに過敏症の既往歴【2.2】アスピリン喘息(非ステロイド性消炎・鎮痛剤等による喘息発作の誘発)・その既往歴〔重症喘息発作を誘発するおそれ。[9.1.6参照]〕【2.3】消化性潰瘍〔消化性潰瘍を悪化させるおそれ。[9.1.4参照]〕【2.4】重篤な肝障害〔[9.3.1参照]〕【2.5】重篤な腎障害〔[9.2.1参照]〕【2.6】重篤な心機能不全〔プロスタグランジン合成阻害作用に基づくナトリウム・水分貯留傾向があるため心機能を悪化させるおそれ。[9.1.2参照]〕【2.7】冠動脈バイパス再建術の周術期〔外国において,類薬で心筋梗塞及び脳卒中の発現が増加するとの報告。[9.1.1参照]〕【2.8】妊娠末期の女性〔[9.5.1参照]〕

効能・効果

次の疾患・症状の消炎・鎮痛/関節リウマチ,変形性関節症,腰痛症,肩関節周囲炎,頸肩腕症候群,腱炎,腱鞘炎,手術後,外傷後,抜歯後。

用法・用量

関節リウマチ1回100~200mg,1日2回朝夕食後経口投与。手術後,外傷後,抜歯後初回のみ400mg,2回目以降1回200mg,1日2回経口投与。投与間隔は6時間以上あける。頓用の場合,初回のみ400mg,必要に応じて以降200mg,6時間以上あけて経口投与。1日2回まで。その他1回100mg,1日2回朝夕食後経口投与。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】ショック,アナフィラキシー〔ショック,アナフィラキシー,呼吸困難,血管浮腫,血管炎,気管支痙攣等の重篤な過敏症の発現が報告〕【11.1.2】消化性潰瘍(0.2%),消化管出血(0.1%未満),消化管穿孔〔吐血,下血(メレナ)等の症状が認められた場合は投与中止〕【11.1.3】心筋梗塞,脳卒中〔心筋梗塞,脳卒中等の重篤で場合によっては致命的な心血管系血栓塞栓性事象が報告。[1.参照]〕【11.1.4】心不全,うっ血性心不全【11.1.5】肝不全,肝炎,肝機能障害(0.1%未満),黄疸〔肝不全,肝炎,AST,ALT,ビリルビン等の上昇,黄疸の発現が報告。[8.5参照]〕【11.1.6】再生不良性貧血,汎血球減少症,無顆粒球症〔再生不良性貧血,汎血球減少症,無顆粒球症,白血球減少症,血小板減少症の発現が報告〕【11.1.7】急性腎障害,間質性腎炎〔急性腎障害,間質性腎炎等の重篤な腎障害の発現が報告。[8.6参照]〕【11.1.8】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),多形紅斑,急性汎発性発疹性膿疱症,剥脱性皮膚炎〔中毒性表皮壊死融解症,皮膚粘膜眼症候群,多形紅斑,急性汎発性発疹性膿疱症,剥脱性皮膚炎等の重篤で場合によっては致命的な皮膚症状の発現が報告。発疹,粘膜障害もしくは他の過敏症に関連する徴候が認められた場合は直ちに投与中止。[8.7参照]〕【11.1.9】間質性肺炎〔咳嗽,呼吸困難,発熱,肺音の異常(捻髪音)等が認められた場合には,速やかに胸部X線,胸部CT,血清マーカー等の検査を実施。間質性肺炎が疑われた場合には投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与〕

投与期間制限

なし

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