シプロフロキサシン塩酸塩錠
英語:ciprofloxacin hydrochloride hydrate
シプロキサン錠100mg / 27.0円
100mg1錠
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<効能共通>【2.1】本剤(成分)に過敏症の既往歴【2.2】ケトプロフェン(注射剤,坐剤)を投与中〔[10.1参照]〕【2.3】チザニジン塩酸塩を投与中〔[10.1参照]〕【2.4】ロミタピドメシル酸塩を投与中〔[10.1参照]〕 <炭疽以外>【2.5】妊婦・妊娠の可能性〔[9.5.1参照]〕【2.6】小児等〔[9.7.1参照]〕
【10.1】1)ケトプロフェン(注射剤,坐剤)<カピステン等>〔[2.2参照]〕〔痙攣を起こすおそれ/併用により,ニューキノロン系抗菌剤のGABAA受容体への阻害作用が増強され,痙攣が誘発される。てんかん等の痙攣性疾患又はこれらの既往歴,腎障害では特に注意〕2)チザニジン塩酸塩<テルネリン>〔[2.3参照]〕〔チザニジンのCmaxが7倍,AUCが10倍それぞれ上昇し,血圧低下,傾眠,めまい等が現れたとの報告。チザニジンの作用を増強させるおそれ/チザニジンの肝での代謝を阻害し,チザニジンの血中濃度を上昇させる〕3)ロミタピドメシル酸塩<ジャクスタピッド>〔[2.4参照]〕〔ロミタピドの血中濃度が著しく上昇するおそれ/ロミタピドの代謝酵素(CYP3A4)が阻害される〕
<適応菌種>シプロフロキサシン感性のブドウ球菌属,レンサ球菌属,肺炎球菌,腸球菌属,淋菌,炭疽菌,大腸菌,赤痢菌,シトロバクター属,クレブシエラ属,エンテロバクター属,セラチア属,プロテウス属,モルガネラ・モルガニー,プロビデンシア属,インフルエンザ菌,緑膿菌,アシネトバクター属,レジオネラ属,ペプトストレプトコッカス属。<適応症>表在性皮膚感染症,深在性皮膚感染症,リンパ管・リンパ節炎,慢性膿皮症,外傷・熱傷・手術創等の二次感染,乳腺炎,肛門周囲膿瘍,咽頭・喉頭炎,扁桃炎,急性気管支炎,肺炎,慢性呼吸器病変の二次感染,膀胱炎,腎盂腎炎,前立腺炎(急性症,慢性症),精巣上体炎(副睾丸炎),尿道炎,胆のう炎,胆管炎,感染性腸炎,バルトリン腺炎,子宮内感染,子宮付属器炎,涙のう炎,麦粒腫,瞼板腺炎,中耳炎,副鼻腔炎,炭疽。
1回100~200mg,1日2~3回経口投与。感染症の種類・症状により適宜増減。炭疽1回400mg,1日2回経口投与。
小児の炭疽:米国疾病管理センター(CDC)が,1回15mg/kg(ただし,成人量を超えない),1日2回経口投与を推奨している。
【11.1.1】ショック,アナフィラキシー〔ショック,アナフィラキシー(呼吸困難,浮腫,蕁麻疹等)が発現〕【11.1.2】偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎〔腹痛,頻回の下痢が現れた場合には直ちに投与中止〕【11.1.3】横紋筋融解症〔筋肉痛,脱力感,CK上昇,血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とし,急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症が発現〕【11.1.4】間質性肺炎〔発熱,咳嗽,呼吸困難,胸部X線異常,好酸球増多等を伴う間質性肺炎が発現。投与中止。副腎皮質ホルモン剤を投与〕【11.1.5】低血糖〔重篤な低血糖が発現。高齢者,特にスルホニル尿素系血糖降下剤併用患者で現れやすい〕【11.1.6】骨髄抑制,汎血球減少,無顆粒球症,血小板減少【11.1.7】劇症肝炎,肝機能障害,黄疸〔劇症肝炎,著しいAST,ALT等の上昇を伴う肝機能障害,黄疸が発現〕【11.1.8】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),多形紅斑,急性汎発性発疹性膿疱症【11.1.9】急性腎障害,間質性腎炎【11.1.10】痙攣〔[9.1.2参照]〕【11.1.11】アキレス腱炎,腱断裂等の腱障害〔腱周辺の痛み,浮腫,発赤等の症状が認められた場合には投与中止。なお,外国において,投与終了数ヵ月後にこれらの症状を発現した症例も報告。[9.8.1参照]〕【11.1.12】錯乱,抑うつ等の精神症状【11.1.13】重症筋無力症の悪化〔[9.1.3参照]〕【11.1.14】血管炎【11.1.15】QT延長,心室頻拍(torsades de pointesを含む)〔[9.1.4参照]〕【11.1.16】大動脈瘤,大動脈解離〔[8.1,9.1.5参照]〕
なし