基本情報
最終更新日時:2024年5月8日12時10分

禁忌

本剤(成分)・テトラサイクリン系抗生物質に過敏症の既往歴

効能・効果

<適応菌種>ドキシサイクリン感性のブドウ球菌属,レンサ球菌属,肺炎球菌,淋菌,炭疽菌,大腸菌,赤痢菌,肺炎桿菌,ペスト菌,コレラ菌,ブルセラ属,Q熱リケッチア(コクシエラ・ブルネティ),クラミジア属。<適応症>表在性皮膚感染症,深在性皮膚感染症,リンパ管・リンパ節炎,慢性膿皮症,外傷・熱傷・手術創等の二次感染,乳腺炎,骨髄炎,咽頭・喉頭炎,扁桃炎,急性気管支炎,肺炎,慢性呼吸器病変の二次感染,膀胱炎,腎盂腎炎,前立腺炎(急性症,慢性症),尿道炎,淋菌感染症,感染性腸炎,コレラ,子宮内感染,子宮付属器炎,眼瞼膿瘍,涙のう炎,麦粒腫,角膜炎(角膜潰瘍を含む),中耳炎,副鼻腔炎,歯冠周囲炎,化膿性唾液腺炎,猩紅熱,炭疽,ブルセラ症,ペスト,Q熱,オウム病。

用法・用量

初日1日200mg,1~2回分割経口投与。2日目より1日100mg,1回経口投与。感染症の種類・症状により適宜増減。

用法・用量に関連する使用上の注意

炭疽:体重45kg以上の小児は成人と同量の投与可。クラミジア感染症:投与期間は原則として14日間とし,必要に応じ更に延長。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】ショック,アナフィラキシー(呼吸困難,血管神経性浮腫等)【11.1.2】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),剥脱性皮膚炎【11.1.3】薬剤性過敏症症候群〔初期症状として発疹,発熱がみられ,更に肝機能障害,リンパ節腫脹,白血球増加,好酸球増多,異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状が発現。投与中止。投与中止後も発疹,発熱,肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意〕【11.1.4】偽膜性大腸炎〔偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎が発現。腹痛,頻回の下痢が現れた場合には投与中止〕【11.1.5】肝炎,肝機能障害,黄疸

投与期間制限

なし

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