基本情報
最終更新日時:2022年11月7日16時21分

禁忌

【2.1】本剤(成分)・サリチル酸系製剤に過敏症の既往歴【2.2】消化性潰瘍〔プロスタグランジン生合成抑制作用により,胃の血流量が減少し,消化性潰瘍を悪化させるおそれ。[9.1.1,11.1.7参照]〕【2.3】出血傾向〔血小板機能異常が起こることがあるため,出血傾向を助長するおそれ。[9.1.3,11.1.2参照]〕【2.4】アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)・その既往歴〔重篤なアスピリン喘息発作を誘発させるおそれ。[9.1.4,11.1.5参照]〕【2.5】出産予定日12週以内の妊婦〔[9.5.1参照]〕【2.6】低出生体重児,新生児又は乳児〔[9.7.1参照]〕

効能・効果

次の疾患における血栓・塞栓形成の抑制/狭心症(慢性安定狭心症,不安定狭心症),心筋梗塞,虚血性脳血管障害(一過性脳虚血発作<TIA>,脳梗塞)。冠動脈バイパス術(CABG)又は経皮経管冠動脈形成術(PTCA)施行後における血栓・塞栓形成の抑制。川崎病(川崎病による心血管後遺症を含む)。

用法・用量

1日1回100mg,経口投与。症状により1回300mgまで増量可。川崎病急性期有熱期間は,1日30~50mg/kg,3回分割経口投与。解熱後の回復期から慢性期は,1日3~5mg/kg,1回経口投与。症状により適宜増減。

用法・用量に関連する使用上の注意

川崎病:回復期において発症後2~3ヶ月間投与し,その後断層心エコー図等の冠動脈検査で冠動脈障害が認められない場合は中止。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】ショック,アナフィラキシー〔ショックやアナフィラキシー(呼吸困難,全身潮紅,血管浮腫,蕁麻疹等)が発現〕【11.1.2】出血(脳出血等の頭蓋内出血,肺出血,消化管出血,鼻出血,眼底出血等)〔脳出血等の頭蓋内出血(初期症状:頭痛,悪心・嘔吐,意識障害,片麻痺等),肺出血,消化管出血,鼻出血,眼底出血等が発現。[2.3,8.1,9.1.3,9.1.5,10.2参照]〕【11.1.3】中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),剥脱性皮膚炎【11.1.4】再生不良性貧血,血小板減少,白血球減少〔[9.1.2参照]〕【11.1.5】喘息発作〔[2.4,9.1.4参照]〕【11.1.6】肝機能障害,黄疸〔AST,ALT,γ-GTP等の著しい上昇を伴う肝機能障害や黄疸が発現。[8.2,8.3,9.3.1参照]〕【11.1.7】消化性潰瘍,小腸・大腸潰瘍〔下血(メレナ)を伴う胃潰瘍・十二指腸潰瘍等の消化性潰瘍が発現。また,消化管出血,腸管穿孔,狭窄・閉塞を伴う小腸・大腸潰瘍が発現。[2.2,9.1.1,10.2参照]〕

投与期間制限

なし

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