基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時10分

禁忌

本剤(成分)に過敏症の既往歴

効能・効果

維持透析下の二次性副甲状腺機能亢進症。次の疾患における高カルシウム血症/副甲状腺癌,副甲状腺摘出術不能又は術後再発の原発性副甲状腺機能亢進症。

用法・用量

二次性副甲状腺機能亢進症開始量1日1回25mg,経口投与。副甲状腺ホルモン(PTH)・血清カルシウム濃度の十分な観察のもと,1日1回25~75mgの間で適宜用量調整。PTHの改善がみられない場合,1回100mgを上限とし経口投与。増量の場合,増量幅を25mgとし,3週間以上の間隔をあけて行う。高カルシウム血症開始量1回25mg,1日2回経口投与。血清カルシウム濃度の十分な観察のもと,1回25~75mgの間で適宜用量調整,1日2回経口投与。血清カルシウム濃度の改善がみられない場合,1回75mg,1日3~4回まで経口投与可。増量の場合,増量幅を25mgとし,2週間以上の間隔をあけて行う。

用法・用量に関連する使用上の注意

【1】血清カルシウム濃度が低値でないこと(目安として9.0mg/dL以上)を確認して開始。【2】血清カルシウム濃度は開始時及び用量調整時は週1回,維持期には2週に1回以上測定。PTHの測定は開始時及び用量調整時(目安として投与開始から3ヶ月程度)は月2回とし,PTHがほぼ安定したことを確認した後は月1回とすることが望ましい。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】低カルシウム血症・血清カルシウム減少(13.7%)〔低カルシウム血症に基づくと考えられる症状(QT延長,しびれ,筋痙攣,気分不良,不整脈,血圧低下及び痙攣等)が現れた場合には,血清カルシウム濃度を確認し,カルシウム剤やビタミンD製剤の投与を考慮。[7.2,7.4,8.1,9.1.1,11.1.2,13.2参照]〕【11.1.2】QT延長(5.3%)〔[11.1.1参照]〕【11.1.3】消化管出血,消化管潰瘍〔[9.1.3参照]〕【11.1.4】意識レベルの低下(0.2%),一過性意識消失(0.2%)【11.1.5】突然死(0.3%)〔本剤投与例に原因不明の突然死が報告〕

投与期間制限

なし

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