基本情報
最終更新日時:2024年4月5日18時10分

禁忌

本剤(成分)・エリスロポエチン製剤に過敏症の既往歴

効能・効果

腎性貧血。骨髄異形成症候群に伴う貧血。

用法・用量

〔腎性貧血〕血液透析患者(1)初回:成人週1回20μg,小児週1回0.33μg/kg(最高20μg),静注。(2)エリスロポエチン(エポエチン アルファ(遺伝子組換え),エポエチン ベータ(遺伝子組換え)等)製剤からの切り替え初回:成人週1回15~60μg,静注。(3)維持:改善が得られたら,成人週1回15~60μg,小児週1回5~60μg,静注。週1回投与で貧血改善が維持されている場合,その時点での1回量の2倍量を開始量とし,成人は1回30~120μg,小児は1回10~120μg,各々2週に1回に変更可。腹膜透析患者・保存期慢性腎臓病患者(1)初回:成人1回30μg,小児1回0.5μg/kg(最高30μg),2週に1回,皮下注又は静注。(2)エリスロポエチン(エポエチン アルファ(遺伝子組換え),エポエチン ベータ(遺伝子組換え)等)製剤からの切り替え初回:成人1回30~120μg,小児1回10~60μg,2週に1回,皮下注又は静注。(3)維持:改善が得られたら,成人1回30~120μg,小児1回5~120μg,2週に1回,皮下注又は静注。2週に1回投与で貧血改善が維持されている場合,その時点での1回量の2倍量を開始量とし,成人1回60~180μg,小児1回10~180μg,4週に1回に変更可。以上,いずれも貧血症状の程度・年齢等により適宜増減。1回最高量180μg。〔骨髄異形成症候群に伴う貧血〕成人週1回240μg,皮下注。貧血症状の程度・年齢等により適宜減量。

用法・用量に関連する使用上の注意

腎性貧血:【1】小児初回量:血液透析患者は次を参考に週1回5~20μg,静注/体重30kg未満5μg,30~40kg未満10μg,40~60kg未満15μg,60kg以上20μg。腹膜透析患者・保存期慢性腎臓病患者は次を参考に2週に1回5~30μg,皮下注又は静注/体重20kg未満5μg,20~30kg未満10μg,30~40kg未満15μg,40~60kg未満20μg,60kg以上30μg。【2】切替え初回量:エリスロポエチン製剤が週2回又は週3回投与されている患者では切替前1週間の,週1回又は2週に1回投与されている患者では切替前2週間のエリスロポエチン製剤量を合計。次を参考に初回量を決定,前者は週1回から,後者は2週に1回から開始/切替前1週間又は2週間(小児は切替前2週間)の合計量3,000IU未満15μg(小児は10μg),3,000IU15μg,4,500IU20μg,6,000IU30μg,9,000IU40μg,12,000IU60μg。【3】投与初期にHb濃度又はヘマトクリット値に適度な上昇がみられなかった場合や,維持期にHb濃度又はヘマトクリット値が2週連続して目標範囲から逸脱した場合等には,次を参考に投与量増減。増量は1段階ずつ行う。成人(皮下注時)/1段階15μg,2段階30μg,3段階60μg,4段階90μg,5段階120μg,6段階180μg。成人(静注時)・小児(皮下注,静注時)/1段階5μg,2段階10μg,3段階15μg,4段階20μg,5段階30μg,6段階40μg,7段階50μg,8段階60μg,9段階80μg,10段階100μg,11段階120μg,12段階140μg,13段階160μg,14段階180μg。【4】投与間隔変更時:1回180μgを投与してもHb濃度又はヘマトクリット値が目標範囲に達しない場合,投与量を1/2とし,投与頻度を2週に1回から週1回,又は4週に1回から2週に1回に変更。

重大な副作用・国内1

【11.1.1】脳梗塞(0.8%)〔[9.1.1参照]〕【11.1.2】脳出血(0.1%)【11.1.3】肝機能障害,黄疸(0.1%)〔AST,ALT,γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害,黄疸が発現〕【11.1.4】高血圧性脳症(0.1%未満)〔[8.6,8.14,9.1.2参照]〕【11.1.5】ショック,アナフィラキシー〔ショック,アナフィラキシー(蕁麻疹,呼吸困難,口唇浮腫,咽頭浮腫等)が発現。[8.3,8.11参照]〕【11.1.6】赤芽球癆〔抗エリスロポエチン抗体産生を伴う赤芽球癆が現れた場合には投与中止。また,エリスロポエチン製剤への切替えは避ける。[8.1参照]〕【11.1.7】心筋梗塞,肺梗塞(各0.1%未満)〔[9.1.1参照]〕

投与期間制限

なし

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